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令和2年8月3日立山登山と奉納登山

約一年ぶりの立山登山

昨日は約一年ぶりに立山に行ってきました。
看板奉納登山を令和元年8月11日に行って以来の久しぶりの立山です。

※奉納登山の時の記事はこちら↓
【立山山頂雄山神社奉納登山と北日本新聞掲載】

今回のルートは、
<室堂→雷鳥沢→大走り→富士ノ折立(2,999m)→大汝山(3,015m)→雄山(3,003m)→一ノ越>ko
 でした。

立山駅で並んでいる時に既に曇り空で、明らかに天気外してしまったなと思いましたね笑
しかも今回はコロナの影響もあり、ケーブルカーの始発が7時40分です。

令和2年8月3日立山登山と雷鳥 

奉納登山の時は歩いて立山駅から歩いたのですが、そんな苦労もあっという間に消し去られるかのように乗り物は快適に進んでいきます。
大体10倍の時間を掛けて歩いて(登って)いた模様です。

バスだとちょっとした勾配が、人間の足だととんでもない坂に見えます。
そこから長い道のりをかけて高度を上げるのですが、バスだと寝ていても1時間で室堂に着きます。

令和2年8月3日立山登山と雷鳥 

雷鳥沢ではこんなガスガスの雰囲気。 
明らかに天気外しているし、むしろ雨の心配をしなければならない状況でした。

しかしこういう日は雷鳥日和です。
この日は5羽の雷鳥に出会いました。

令和2年8月3日立山登山と雷鳥 令和2年8月3日立山登山と雷鳥 令和2年8月3日立山登山と雷鳥

晴れの日はいくら頑張って探しても出会えませんが、曇りの日は室堂ターミナルの近くでも普通にいたりします。
ひなもいると非常に癒されます。

令和2年8月3日立山登山と雷鳥

雷鳥沢から大走りを通って登っていきます。
大走りは一ノ越ルートに比べてメジャーな登山道では無いので、人も少なく結構辛いルートです。
室堂から雷鳥沢に行く時点で結構標高を下げるので、その分損した気分にもなります。
ただし静かなので雷鳥に出会える確率もあがるかもしれません。

雄山~別山へ繋がる縦走路に合流し、富士ノ折立(2,999m)を登頂。

令和2年8月3日立山登山と雷鳥

その後、富山県最高峰の大汝山(3,015m)を登頂。

令和2年8月3日立山登山と雷鳥

どちらもガスガスだったので山頂の岩の写真のみです。
富山県育ちの方なら小学校時代に「チャレンジ3015」という、スポーツのスタンプラリーみたいなものを経験されているかもしれませんね。
そのスポーツによって進める量が変わり、立山登頂と同じくらいの運動量になれば盾とか貰える仕組みです。

令和2年8月3日立山登山と雷鳥

雄山(3,003m)に登頂した頃には晴れ間が見えるようになってきました。
山が私を待っていたようでした(と言うとカッコいい)

令和2年8月3日立山登山と雷鳥

剱岳も見える瞬間がちらほら。

雄山山頂雄山神社峰本社では今年はコロナウイルスの影響でお祓いをしていないのですが、登ることはできます。
ゆっくりしているうちにこんな綺麗な景色も見せてくれました。
朝の天気が嘘のようです。

令和2年8月3日立山登山と雷鳥
令和2年8月3日立山登山と奉納登山

その後は社務所へ。

令和2年8月3日立山登山と雷鳥

この社務所の中に昨年奉納した看板があります。

令和2年8月3日立山登山と雷鳥

おつとめの方々にご挨拶して、許可を頂いて撮影して参りました。
勢いを大切にして書いた行書の看板だったけど、あの揮毫の時の感覚は不思議だったな、と。

令和2年8月3日立山登山と奉納登山

名残惜しくも下山を始めます。
下りは非常に楽です、自分の体重という敵がいなくなるので。

令和2年8月3日立山登山と奉納登山

いつ見てもカッコいい龍王岳を正面に見ながら、痛み始めた足を労わりながらゆっくりと下りていきます。

一ノ越からの下りでは一か所だけ雪渓がありました。
気温が高くなってくると滑りやすくなるので要注意です。

令和2年8月3日立山登山と奉納登山

14時頃、無事に室堂ターミナルに到着しました。

1年間まともに運動もせず、弱り切った体には相当酷な登山でしたが、それでもあの時の感覚には到底及ぶことなく、まだまだこれからだなと思いました。

色んなものが思い起こされて、様々な感情がよみがえってきます。

あの時立山に関わる仕事ができたのが心から嬉しくて、私利私欲など全くなく純粋な気持ちで奉納できたのが良かったのかなと思います。 
それはずっと立山に関する仕事がしたいと願ってきたからであって、見返りとかそういう類のものは全く関係無かったからでしょうか。

だから純粋に『奉納登山とは何か、どうあるべきか』『書道家として何をすべきか』を考え、筋を通したうえで、良い奉納登山ができたと思います。

この奉納登山が見た人にとってどう見えるのか分からないけど、20代で一生に残る大きな仕事をしたいと思っていた自分には、まさしくそういう仕事となりました。
さて30代はどうなのか。
毎日誠実に頑張り続けるしか運をつかむ方法は無いと思って、進み続けるしか無いですよね。

この記事の著者

藤井碧峰

1990年2月富山県砺波市生まれ。平成生まれの若手書道家として、古典臨書に基づく正統派の書が持つ本物の字の良さを追求しながら、現代的で、誰よりも敷居の低い、身近な書道家を目指して活動しております。第七回比田井天来・小琴顕彰佐久全国臨書展 天来賞受賞。令和元年、日本三霊山 立山山頂 雄山神社峰本社に看板奉納。

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