諦めなければ失敗しない
フラッシュバック
奉納登山のその日、令和元年8月11日から1年が経ちました。
先日立山に登ったこと、また一緒に奉納登山をした土肥さんの投稿を見たりなんかして
一年前の色んな感情が思い起こされてきます。
もう過去のことだから言えるけど、あの頃新聞出たりとか銀行ロビー展したり、高岡の
山町ヴァレーに出店したりして、外野から見れば勢いづいているように見えたかも
しれないけど、生活は本当に厳しくて書道の仕事の合間を見つけてはバイト、バイト・・・。
バイトがメインなのか書道がメインなのか分からない生活をしていました。
しかも書道家らしからぬ外での力仕事ばかりで、真夏の時期は本当にどこから元気出せば
良いのか分からない中でやっていて、でも食っていくために必死だったなと思います。
そんな頃に実施したのが奉納登山。
土肥さんあの時ずっと厳しい顔つきだったけど、自分も引きつった顔してるなと今になって思います。
誰に依頼されたわけでもなく、自分たちで企画して行った奉納登山。
お互いに使命感を感じて、自分自身に賭ける気持ちだとか、日頃の立山、自然への感謝だとか
色んな感情が滲み出たものでした。
令和元年8月11日、0時に立山駅をスタートし13時に山頂に着いて、あの時無事に奉納登山が
成功して安堵していました。
じゃあこの奉納登山の失敗はどういう状況だったのか。
今になってこんなことを思ってしまいました。
それは、諦めること。
諦めた瞬間に失敗です。
そしてその瞬間にダサい人になってしまいます。
大体の物事はタイムリミットさえなければ、諦めずに挑戦し続ければ成し遂げられるはずです。
そうして多くのものが発明され現代は数百年前と全く違う世界になっています。
何もしなければ楽かもしれない。
何もしなければ傷つかないで済むかもしれない。
だけど何も変わらない。
むしろ悪くなるかもしれない。
奉納登山の時、立山黒部アルペンルートの弘法(1,630m)付近で既に普段で言う限界のような
ものを感じていました。
でも実際には気持ちがそうさせているのであって足はゆっくりでも動くのです。
悲しいことに大して肉体的に恵まれていない私でも諦めさせてはくれない屈強な体が、
99歳で亡くなった曾祖母譲りで存在したようです。
雄大な景色の前では我々人間などちっぽけな存在なのですが、自分の中で大きな大きな仕事を
すれば、小さなことにガタガタ言ってばかりいる人が馬鹿らしく感じます。
もっともっと大きな世界を見て自分の小ささを知って、自分の限界を感じて自分の弱さを知って、
腐っても腐りきらないほどの根性が無いと、この厳しい世界は生きていけないのだと感じざるを
得なかった奉納登山でした。
少なくとも何もしないというのは無しだ、若いうちは尚更。
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藤井碧峰|正統派書道家
正統派書道家 藤井碧峰|古典臨書に基づく正統派の書が持つ本物の字の良さを追求し、書作品やオリジナル商品、筆文字ロゴ等を制作販売しております。命名書、表札、色紙作品、筆文字Tシャツなど幅広く手掛けており、平成生まれの若手書道家として現代的で、誰よりも敷居の低い、身近な書道家を目指しています。富山、石川にて書道教室も開講中。
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