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BLOG 書道・筆文字 書道家藤井碧峰流【本気の仕事論】

経営とぶっ飛んだアイディア

経営者とぶっ飛んだアイディア

「我逢人」書道直筆色紙作品(額付き)

先日久しぶりに元バイト先の関係者に会った。
話を聞くところによると、コロナ禍で明らかにダメージを受けるとしか思いようのない業種であったのに、逆に著しい成長を遂げているとのこと。

自分が3年前にそこにいた時も、ここにいたほうが楽に稼げるようになるのが見えたけど、やはりその経営者のぶっ飛んだアイディア、経営センスは凄かった。
書道家であることを先に告げてから仲間に入れさせてもらったので、時々ぶっ飛んだアイディアを頂いた。
それは僕の思考回路では浮かばないものも多数あった。
逆に負けじと違う方向性で、他とは違う提案ができる自分がいることも知った。
そのなかに駆け引きの上手な人ならではの手法もあって、大いに勉強になった。
彼にできていた自分には到底真似できない判断スピードと思い切りのある決断力。
それも従業員を背負って行動に移せるのだから凄い。
そもそもアイディアは実行しないことには意味が無いという話ではあるのだけど。

単純にぶっ飛んでいるアイディアが良いというわけではない。
この書道家の仕事を始める前までは、あらゆることに対する答え、正解を知りたいと思っていた。
だけど書道家の仕事を通して、多くの物事において答えは存在しないけど、人それぞれの性質に適している答えがあるということが分かった。
ということで、その経営者の言うぶっ飛んだアイディアはその人だからこそ成立する話であって、必ずしも自分に合ったものではないという前提も必要だということだ。
自分は経営学を貪欲に学んでいる者としてクレバーな戦い方を求めたい。

ぶっ飛んだアイディアは真似できる人がいないという時点で競合相手がいない。
そのことにおいて羞恥心など、気持ちのうえで抵抗となるものが無ければ大いに活用すべきなのかもしれない。
一方で、この書道界には色々なしきたりがあるのだから、それを蔑ろにしたくない人には要注意して渡るべき橋だと言える。
自分の場合はまさしくそれを意識したうえでの戦略を取っている。  

【砺波平野】自然風景ギャラリー「春夏秋冬」

砺波市内ではこれまで明らかに異端かつ優れた経営者二人に出逢った。
やはりそこまでになると自然と噂を聞くもの。
自分自身の評判を自ら聞いてしまうのは何か違うなと思う。
それで聞いてしまうと顔を知っている人からすると「良いように言っておかないと不味いな」という風になってしまうからだ。

僕自身については砺波市内で色々活動しているつもりだけど、今のところどうなのかは時々聞くけどあまり聞いていないつもりでいる。
事業を始めた時から変わらず、すぐに結果を求めなかった。
それは花や野菜を育てることに似ていて、とにかく種を沢山蒔いておいて、それに対してこまめに水や肥料をやり、大輪の花を咲かせるために頑張るということである。
何か特別なことをしてきたから今があるとは思っていなくて、ひたすら当たり前のことをやってきただけのこと。
だけど、当たり前のことをすることが実は結構難しい。
当たり前のことは自分やその組織における当たり前ではなく、もっと広い世界で見た原理原則に基づいた考え方によるものでありたい。  

9月から11月の藤井碧峰書作展のこと

富山県信用組合にて藤井碧峰書作展開催

9月5日から11月4日まで、砺波市にある富山県信用組合(けんしん)出町出張所にて藤井碧峰書作展を行います。(いきなりですます調になる)
お盆を挟む関係でほとんど書き終えておりますが、今回も書を含め額装も新しくチャレンジしてみながら制作を進めております。
最近は10日おきにこの投稿の更新をしているのですが、過密スケジュールでバタバタし過ぎて遅れてしまいました。

毎回何か新しいものを、と思って制作しておりますが、今回はどんな雰囲気になるのでしょうか。
こればかりは飾り終えた時まで分からないということでドキドキです。

皆様においても楽しみにしてお待ちいただければ幸いです。

この記事の著者

藤井碧峰

1990年2月富山県砺波市生まれ。平成生まれの若手書道家として、古典臨書に基づく正統派の書が持つ本物の字の良さを追求しながら、現代的で、誰よりも敷居の低い、身近な書道家を目指して活動しております。第七回比田井天来・小琴顕彰佐久全国臨書展 天来賞受賞。令和元年、日本三霊山 立山山頂 雄山神社峰本社に看板奉納。

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