藤井碧峰
1990年2月富山県砺波市生まれ。平成生まれの若手書道家として、古典臨書に基づく正統派の書が持つ本物の字の良さを追求しながら、現代的で、誰よりも敷居の低い、身近な書道家を目指して活動しております。第七回比田井天来・小琴顕彰佐久全国臨書展 天来賞受賞。令和元年、日本三霊山 立山山頂 雄山神社峰本社に看板奉納。
INFORMATION
【2021年上半期の赤ちゃん名づけのランキング】より、トップ30のお名前を書いてみました!(赤ちゃん名づけより引用)
こちらでの紹介させて頂くのは「書道家藤井碧峰が命名書に書くならこんな感じ」という、あくまでも参考例となります。
今回はですね、お子様が生まれた際の大切な命名書を皆さんどんなお気持ちで選ばれるのかな、と思ったりして、”より安心して頼んで頂けるように”という想いで1~30位まで書かせて頂きました。
最後には知っておきたいご依頼の注意点にも触れましたので、良ければご覧くださいね。
なお、心無いパクリの人が度々現れるため少し画像加工しておきました。(最近警察に相談させて頂いております)
1位「陽翔」2位「心桜」3位「凛」
4位「紬」5位「伊蕗」6位「楓」
7位「澪」8位「心陽」9位「彗心」
10位「碧」11位「葵」12位「依茉」
13位「一葵」14位「朔」15位「大翔」
16位「伊槻」17位「光」18位「楓人」
19位「蒼大」20位「悠」21位「柊」
22位「煌生」23位「楓」24位「樹」
25位「湊」26位「陽菜」27位「蒼」
28位「蓮」29位「絃」30位「暖」
男女合わせてのランキングのようですので、画像のなかに入り混じった状態となっておりますが、基本的に男の子は男らしく、女の子は女らしくを念頭に置いて書いております。
いずれの場合にしても、行書で書く命名書であることにこだわっており、行書の表現の豊かさを活かして、見た人の琴線に触れるようなものにしたいというのが開発当初からの願い。
正統派の書道家として「これが書道家の書く命名書だ」と言えるものをお届けしたいですし、お客様にも「藤井碧峰に書いてもらって良かった」とか、「命名書なら藤井に書いてもらうのがおすすめだよ」と言ってもらえるように、いつも”どうすれば良い仕事ができるか”考えて、お届けしたお客様からご感想を頂いてヒントを得ながら書いてきました。
<番外編>
平仮名の命名書も得意です。是非お任せくださいね。
当方で取り扱いしている命名書は沢山ありますが、私のおすすめは直筆色紙命名書シリーズです。
<直筆色紙命名書シリーズ>
【額付き書道家の書く命名書・色紙版③】(*廃番になりました)
私的にも特にこの額がお気に入りで、お客様も「この額カッコいいね!」って喜んで頂けます。
【額付き書道家の書く命名書・色紙版②】
白色で健康的な雰囲気の額。結構よく出るパターンで、様々な雰囲気のお部屋に合います。
【書道家の書く命名書・色紙版】
命名書欲しいけど額まではいらないor自分でお気に入りの額を選んで入れたい、というお方におすすめの色紙のみバージョンです。
先の色紙額付き命名書も同様ですが書き方として、
・生年月日+命名+名前
・生年月日+名前
・名前のみ
という3通りがあります。
どれが良いかという点で言いますと、私は正統派書道家なので楷書と行書の両方が楽しめる【生年月日+命名+名前】のパターンの方が品があって好きです。
とは言いつつも結構生年月日の箇所で失敗してやり直すことがあるので大変ではありますが、誰よりも本物の書で表現した命名書をお届けすべく努めております。
<A4和紙プリント命名書シリーズ>
【書道家が代筆する写真付き命名書(A4和紙プリント)】
(※現在写真は少し小さめにしております。)
こちらの命名書は手書きではなくなるのですが、印刷であるメリットを最大限に活かせるように開発したものです。
メインの字も大きく書いたものを取りこんで縮小するため、実際より大きく見えます。
字数が多い命名書は通常どこか落ち着かない感じがするのですが、書道家として賞状書きや作品制作の技術を活かして落ちついた、品ある雰囲気に仕上げました。
また赤ちゃん、父母のお名前、顔写真以外をデータ化することによって、ボリュームの割にはコストを抑えることに成功しました。(これは私の処理スピードあっての話ではあるのですが)
下にお好みのカラーを入れる点でも存在感を際立たせております。
こちらの命名書は直筆でないため印は付きません。
直筆版を作ることはできますが、写真を付けられないのと、A4和紙では対応できない(小さすぎて書くのが辛い)ため半紙サイズでの制作となります。
金額はグッと上がりますがお求めの際はお問い合わせくださいませ。
【書道家が代筆する命名書(A4和紙プリント)】
こちらの命名書は一つ前の顔写真付きの出産情報が盛り込まれた命名書を作ったあとに、「もう少しお手軽に買える命名書があると良いな」という声に応えて開発したものです。
命名書の内容が「生年月日+命名+お名前」と、シンプルになるため字が大きくなり存在感が上がるため、これはこれで個性がある命名書として人気です。
<直筆額付き命名書シリーズ>
【書道家の書く命名書(額付き)】
ステンカラーのフレームを使用した命名書シリーズの中でも一番高級感のある命名書。
こちらは書いて額に入れる前に”裏打ち”(作品の裏に紙を貼ってしわを伸ばす)作業があるため結構大変なのですが、努力のすえ仕上がる命名書ということもあって、「書いたぞー!作ったぞー!」感が一番得られる一品です(何の話)
半紙2分の1サイズに書いたものを作品にするのですが、色紙に直接書くのに比べて線質が上がります。そのため字がより引き立つ一品です
(色紙は若干墨を吸いにくい)
【書道家がお届けするオーダーメイド命名書②】(*廃番になりました)
パールホワイトのフレームが可愛い命名書。男の子と女の子で微妙にフレームのサイドに入る色を使い分けております。
先ほどのステンカラーの命名書では冷たく見えるという方におすすめ。
このフレームは命名書のために生まれてきたのではないかと思ってしまうくらい、命名書にピッタリなのです。
〇直筆ならではの問題点
直筆のため墨しぶき(斑点)が付く場合がございます。それも直筆の味として捉えて頂けると幸いです。
特に色紙は墨を表面で弾くことが多いため斑点が生じやすいです。
明らかに目立つ物は私の方で出さないように心がけておりますが、神経質な方にはA4和紙に印刷するタイプの命名書をおすすめしております。
〇誤字を防ぐためにご協力頂きたいこと
・令
令和に元号が変わった際にも話題になったことですが、「令」と付く字の最後の部品を”マ”と書くか”縦棒”で書くか、予め教えて頂きたいです。書道的には”マ”で書いた方が正統でありますが、上記画像下側のように縦棒でも対応します。なお政府の字のように「命」の最後の箇所のように書くと書道的には誤字となり、リクエスト頂いても正統派の書道家として私の方ではお応えできませんのでご了承ください。
・凛
「凛」の字は「凜」と2種類あり、”示”か”禾”かで当然書き方を変えております。何も書かれていない場合には活字を頼りに書いていますが、トラブルを避けられるには先に教えて頂くのが一番良いです。
・櫂、燿
当用漢字やら新字体やら旧字体やら、やけにややこしい話ですが、それぞれ”ヨ”というか”羽”の付く字は”羽”のように点の向きが違うということがあるようです。
これは「この通りに点の向きを合わせないと誤字になる」というような頭を抱える難しい話ではなく、当方は”行書で書く命名書”なので古典に沿って省略して書いております。
行書でカッコよく書くことが私の仕事なので、この場合には点の向きの指示はされなくても大丈夫です。
・しんにょう
・
上に書いた通りですが、しんにょうの漢字で楷書で書いた時に点が1つのものと2つのものがあります。
これは行書になると点は省略されて1つになります。
こちらについても先のものと同じく、”行書で書く命名書”であるため、1点しんにょうで書くようにしております。
「名前を決める際に画数診断をして~」と言われれば従わざるを得ませんが、そもそも行書の命名書ということで他の点画も省略している都合上、画数は関係ない領域になるかもしれません。
・字の雰囲気
字の雰囲気について「力強く書いてほしい」「柔らかく書いてほしい」「品のある感じで」「こういう想いがあって〇〇という名前を付けました」や「サンプルのこの字が好きで」とか「藤井碧峰作品集のこの”誠”の雰囲気で」といったご要望のメッセージを頂くことがあり、これだとイメージが湧きやすいので助かります。
こちらもできる範囲内で精一杯そのご要望にお応えできるように努めますので、ご要望がある際は先にお伝えください。
一方で色々と細かすぎるご要望を頂くことがあり、あまり細かいと色々と制限されて作家として自分の良いところを出し切れないため、そのような場合はご依頼されない方がいいかもしれません。
私のお届けする命名書は、正統派の書道家として最高の命名書をお届けすることを軸に書き続けております。
お客様だけでなく、それを見た字に理解のある書道関係の人も”これは良い字だね”と言ってくれるような命名書であることを大切にしております。
今回の記事は、ご依頼の際にお客様にとってより良い命名書にして頂くために書かせて頂きました。
参考になれば幸いです。
命名書が気になる方はぜひこちらの記事もご覧ください!
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