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令和3年7月22日立山登山と雷鳥

少し日が経ちましたが立山に行ってきました

「立山に行ってきました」と書くと、そんな感じのお菓子土産がありそうだなと勝手に思ってしまった藤井でございます。
関係無いけど立山室堂ターミナルで販売されている「立山星の雫」というお菓子は美味しいです。

令和3年7月22日立山登山と雷鳥

さて7月22日に立山登山に行ってきました。
当日は始発が6時からの設定であったこともあり、立山駅から室堂までのチケットをネット予約して向かいました。
通常時ですと始発のチケットを買うために朝の4時半前から立山駅に並んだりするのですが、それに合わせるとなると私の住む砺波から1時間ほど掛かるので3時には起床して向かうことになります。
これが結構大変なのですが、今回はネット予約が前提の始発でしたので5時過ぎに着けば良いや、ということで30分ちょっと多く寝ることができました。(しかし5時の時点で駅前の駐車場はいっぱいでした) 

チケット予約のキャンセルが無傷で済むのは(言い方が変)前日の正午までで、21日の朝の予報までは悪天候だったのですが、その後の天候を見ると悪くなさそうだったので行くことに。
下界が曇りなので予想は雲海になる予定でしたが、案の定室堂(2,420m)に着くと晴天で良い感じでしたね。
いつ見てもこの景色が別世界で気持ちいい。

令和3年7月22日立山登山と雷鳥
令和3年7月22日立山登山と雷鳥

最近、卓球の大会に出るために(市大会と県大会)そこそこ運動をしていたのでいつもよりは体が動くつもりで足を進めました。
結果、一の越(2,700m)に着く半分ほどで相当疲れておりました。笑
5年ほど前は一の越に着くまでに疲れなかったのに体は正直です。
途中で今話題?の一の越手前のミステリーサークルを見ることができました。
水の通り道なので何かあるんでしょうが、毎年あるものでも無いので不思議ですよね。

令和3年7月22日立山登山と雷鳥

一の越に着き、少し上に登ると遠くに富士山も見えました。(この写真では解像度的に見えないかも)
山頂ではもっとちゃんと見えるようになるだろうと思って、あまり真剣に写真を撮らなかったのですが結局撮れませんでした。
雲の多い日は山も気まぐれなので色んな瞬間を逃してはいけないということですね。

令和3年7月22日立山登山と雷鳥

途中で豪雨で崩れた箇所も確認しつつ、運動不足の体と戦いながら雄山山頂(3,003m)に着きました。

令和3年7月22日立山登山と雷鳥

山頂に立っていらっしゃるのはお祓いを担当されている雄山神社の神主さんで、今回お会いしたのは既に知り合っていた方々でしたので尚更登頂の喜びがありました。
なお、2年前の立山山頂雄山神社峰本社への奉納登山にて納めた看板は、この写真に写っていない左側にある社務所内に置かれています。

令和3年7月22日立山登山と雷鳥

その後は大汝山、富士の折立の前を通って真砂岳(2,861m)へ。
こちらの画像は真砂岳から別山方面。(微妙に剱岳が見える)
令和3年7月22日立山登山と雷鳥

今回は真砂岳近く内蔵助山荘を過ぎて、東側の展望台まで歩きました。(意外と長かったです)
そこから見た景色を何点かお見せします。

富士の折立と内蔵助カール(内蔵助氷河)
令和3年7月22日立山登山と雷鳥

北東側への眺望(後立山連峰)

令和3年7月22日立山登山と雷鳥

別山と剱岳

令和3年7月22日立山登山と雷鳥 

今回何でここまで行ったかと言うと、見たことのない景色を見たくて行ったのでした。単純に剱岳と言っても色んな剱岳があるし、富士の折立も同じです。物事と同じようにして、色んな視点に立って見ることで新しい見え方があって良いものですね。
なお、この内蔵助の展望台はマイナー過ぎるのか細く、他の人も入ってこなかったのでゆっくりと休むことができました。

その後真砂岳方面に戻り別山方向に行ってから大走りへ下りました。(若干登りになって失敗)
この時昼前後となっており、結構雲が出始めていました。
元々天気の悪い予定の日は午後からの天気に気を付けなければならないことが多いのですが、逆に雲が多いからこそ空の景色も楽しめるようになることも多かったりします。

令和3年7月22日立山登山と雷鳥 令和3年7月22日立山登山と雷鳥 令和3年7月22日立山登山と雷鳥

青空でも素晴らしい景色の見える雷鳥沢ですが、山では雲が近いので良い写真が撮れたりします。
それから地獄の室堂への登りが始まります。
この絶望感、お手軽登山の多い方で立山の雷鳥沢に行ったことのある方なら共感して頂けると思います・・・
益々雲が湧いてきて、更に地獄谷の硫黄臭に追い詰められたような気分になります。違う意味でマスクが必要でした。
(本当なら地獄を見てから天国を求めて山頂に行かなきゃですね)

みくりが池温泉近くまで来ると頑張ったご褒美に雷鳥が砂浴びをしていました。

令和3年7月22日立山登山と雷鳥 令和3年7月22日立山登山と雷鳥

こうして人の多いところにも天候が悪い日は現れる確率が高いのですが、間近に見られると凄く幸運な気分になれたりします。
古くから愛され続けている雷鳥ですが、これからもずっと生き延びて欲しいものです。

そして何とか室堂ターミナルまで帰ってくることができました。
いつも思うことですが、「もう動けなくなるんじゃないか」と感じても、足を止めて水分とか何か食べたりして少し休めばまた動けるようになるものです。
30キロ以上歩き、2,500m近く登った雄山神社への看板奉納登山の際も、同じこんな感じで「限界とは無いのかな」と感じたりもしましたが、今のところ真実は分かりません。
ただ自分に言えることは、ほとんどの場合は気力の問題であって、気持ちが先行していればどうにかなることが多いようです。
逆に、気持ちが切れた時が終わりだということでもあります。 

ならば志だけでも大きく持っていたいなと思ったりします。
立山の雄大な景色に魅せられて自分の小ささを知った時、そこから求めるものは”より大きく”です。

令和3年7月22日立山登山と雷鳥

この記事の著者

藤井碧峰

1990年2月富山県砺波市生まれ。平成生まれの若手書道家として、古典臨書に基づく正統派の書が持つ本物の字の良さを追求しながら、現代的で、誰よりも敷居の低い、身近な書道家を目指して活動しております。第七回比田井天来・小琴顕彰佐久全国臨書展 天来賞受賞。令和元年、日本三霊山 立山山頂 雄山神社峰本社に看板奉納。

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