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新作の作品紹介と言葉選びのこだわり

体現できるものを

私は数か月に一度、一気に色紙作品を商品ページにアップする傾向があるのですが、投稿も結構手間が掛かるので仕事を怠っているだけだという説があるので気になさらないで下さい。

オーダーメイドで作品を作ることが多いのですが、私が好きな言葉を選んで書く作品というのもこだわりのうえでお届けしております。
書道家という仕事も職人みたいなところがあるので誰でもこだわりがあると思うのですが、そのこだわりが本質的なものでありたいとは思います。

私的には”自分で体現できない言葉は書かない”というのが基本的なスタンス。
(詩の場合では意味を理解できないものは避けます。)
自分で体現できないということは表現するに足りないということです。
要は人間として実力不足。

”書は人なり”とよく言われますが、それが正しい正しくないは置いておいて、自分に賭けて人生を賭けて挑戦している人間が書く『挑戦』と、上っ面だけカッコいいことを言っている中身のない人の書く『挑戦』は違うでしょう。
書道家として何が誠実な仕事なのか考えた時、”自分で体現できない言葉は書かない”
これは大切なことだと思って負います。

今から紹介する作品のトップは『一期一会』ですが、一生にたった一度しかない出会いのことです。
一生にたった一度、つまりそれっきりということです。
人というのは何度も繰り返すことほどいい加減になってしまうものです。
しかし「これからも何度でも会うことはあるだろうが、もしかしたら二度とは会えないかもしれないという覚悟で人には接しなさい」と戒める言葉でもあり、そう考えると多くの時間が生き生きとしたものになると思えるのは私だけでしょうか。

書道の作品はまさしく一期一会です。
どうしても書き方や線質といったものは変化していくものですが、その時その時の良さがあります。
個人的に思うことがあっても、また他の素晴らしい先生方から見て何か思うことがあったとしても、未来には書けないものであればそれもまた貴重な作品です。 

『一期一会』
一生にたった一度しかない出会いのこと。
「一期一会」書道直筆色紙作品(額付き)

『日々是好日』
良し悪しという概念から離れて、今この一瞬を精一杯生きることが良い一日につながる
(様々な解釈あり)
「日日是好日」書道直筆色紙作品(額付き)

『瑞雲』
めでたいときに現れる雲、の意。
「瑞雲」書道直筆色紙作品(額付き)

『不動心』
ゆるぎない信念をもつ心
「不動心」書道直筆色紙作品(額付き)

『和顔愛語』
和やかで温和な顔つきや言葉つきのこと。
「和顔愛語」書道直筆色紙作品(額付き)

『感謝』 
「感謝」書道直筆色紙作品(額付き)

こちらからは小作品でポストカードに書いたものです。

『謙虚』
ポストカード『謙虚』(額付き)

『誠』
金のポストカード『誠』(額付き)
『夢』
金のポストカード『夢』(額付き)

今回紹介させて頂いたのはほとんど行書です。
私が行書メインなのでどうしてもそうなるのですが、行書は様々な心情・雰囲気を表現するに適していると感じているからです。

しかしオーダーメイドでの制作を依頼して頂く際に楷書の作品も提案するのですが、驚かれつつもそれが採用されることも度々あります。
3月から展示していた富山県信用組合でのロビー展では、多くの方から人気だった作品がこの「楷書千字文」でした。

こちらは自分なりの楷書の書き方をしているのですが、基本的には唐代の美しい楷書の古典をベースに書いています。
多くの先生方から「楷書は作品にならない」と言われて、楷書好きの人間として腹を立てて反抗心のようなもので未だに書き続けていますが、創作の際には題材に合わせて書いていけたらと思っています。

長くなりましたが、とにかく言いたいのは言葉を書くからには滅茶苦茶に書かない、ワンパターンにならない。
ということも大切ですし、そういう想い・言葉を大切にしてきた書道家の先人の方々にも敬意を表してやっていきたいと思っています。

この記事の著者

藤井碧峰

1990年2月富山県砺波市生まれ。平成生まれの若手書道家として、古典臨書に基づく正統派の書が持つ本物の字の良さを追求しながら、現代的で、誰よりも敷居の低い、身近な書道家を目指して活動しております。第七回比田井天来・小琴顕彰佐久全国臨書展 天来賞受賞。令和元年、日本三霊山 立山山頂 雄山神社峰本社に看板奉納。

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