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BLOG 書道・筆文字 筆文字デザイン

筆文字デザインと企業との関わり方

筆文字デザインで何を表現できるか

ここ数ヶ月間ずっと手掛けている会社のロゴがありまして、会社の顔・商品の顔になる大切な商品の筆文字デザインをやらせて頂いております。

それがたまたま地元の会社だったのも良かったのですが、実際にお会いさせて頂くことはもちろん、工場内見学や会社のことも色々とお話を聞かせて頂いて筆文字ロゴ制作に取り組んでおります。

と、ここまでは至って普通の話ですが、12月からその会社でお仕事のお手伝いをさせて頂いており、その仕事の奥深さや、そこで働く人とも触れあいながら筆文字デザインをしています。

そして今ブログを書いているのですが、その会社の商品を味わいながら書いており、味を確かめながら字(ロゴ)の方向性を確認しているところです。

味を確かめると言っても、その会社の商品の味だけでなく他社商品の味も知ったうえで、この会社の商品はどういう味なのかを判断できなければいけません。
また会社の雰囲気もプラスしてロゴの制作をするのです。

仕事内容については肉体労働のため結構ハードで、「書道家がこんな仕事するの?!」という業界で”勉強”という名目でお手伝いさせて頂いております。

元々興味深かった業界にご縁あってお声掛け頂いて、こうして学ばせて頂けて。
関わり方は小さい頃望んでいたものとは違うけれど、一つ夢がかなったような気分で楽しくやっております。

自分の進む『道』 

世の中には字を上手に書く人は山ほどいるわけですが、こうして企業の中まで入ってそこから感じたことを字にしていく書道家は本当にわずかだと思います。
感じたとしても表現する力も求められますし、人によっては割に合わない、時代にそぐわないことをしていると笑われるかもしれません。 

お手伝いと言っても力仕事ですから、若手じゃないと無理だし、根性でやる仕事だと感じています。

でもこれが書道家として望む道です。 
貴重な経験をさせて頂いているから、また自分にしかできないと分かっているからこそ、特別なロゴにしたいと思っています。

3カ月後ほどに発表できると思います。
お楽しみにお待ちくださいね。

この記事の著者

藤井碧峰

1990年2月富山県砺波市生まれ。平成生まれの若手書道家として、古典臨書に基づく正統派の書が持つ本物の字の良さを追求しながら、現代的で、誰よりも敷居の低い、身近な書道家を目指して活動しております。第七回比田井天来・小琴顕彰佐久全国臨書展 天来賞受賞。令和元年、日本三霊山 立山山頂 雄山神社峰本社に看板奉納。

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