藤井碧峰
1990年2月富山県砺波市生まれ。平成生まれの若手書道家として、古典臨書に基づく正統派の書が持つ本物の字の良さを追求しながら、現代的で、誰よりも敷居の低い、身近な書道家を目指して活動しております。第七回比田井天来・小琴顕彰佐久全国臨書展 天来賞受賞。令和元年、日本三霊山 立山山頂 雄山神社峰本社に看板奉納。
INFORMATION
ブログの更新が完全に偏ってしまっている今日この頃ですが、それには理由があって”時間を作るために時間を潰しているから”です(^-^;
3月1,2,3日は行きつけの書道用品店さんの展示即売会に行ってきました。
富山県民会館に全国各地から書道用品メーカーさんが集まっていまして、奈良博文堂、ホウコ堂、久保田號、一休園、呉竹、墨運堂、開明、他にも紙、額屋さんにお会いしてきました。
砺波から富山市の県民会館までは50分ほど30kmほどあるわけですが、大変貴重な機会ですので3日間行きました。(そもそも店主に「3日間来てね」と言われました笑)
(こちらは飾られていた石飛博光先生の額です)
そういう意味で私は非常に熱心なのかもしれませんが、やはり道具にはこだわりたいもので自動車でタイムアタックしていた時も相当こだわっていました。
最初にこだわった筆は、去年の4月の旅行の際に奈良の「博文堂」と広島の「ホウコ堂」に訪問しております。
博文堂さんの社長様にお会いするのは今回で3回目でしたが、その都度用途に合ったおススメの筆を選んで頂いていて、その筆が毎回見事に最高の出会いとなっています。
今回は仮名用条幅用の筆を購入させて頂きましたが、やはり良いですね♪
ホウコ堂(仿古堂)さんも社長様にお会いするのは3回目でした。
私は明らかにホウコ堂の大ファンなわけですが、それぞれの筆のキャラクターが分かりやすいのがこの筆屋さんの特長かなと感じております。
また価格の割に性能が高すぎる、というのが嬉しいところです。
こちらでは実用書用の小筆と仮名半紙用の筆を買いました。
墨運堂さんも奈良に行った際に訪問させて頂いたメーカーさんで、私が一番使っているかもしれない墨屋さんです。
社長様に疑問に思っている墨のあれこれを質問しお答えいただいたのですが、社長様の墨や書道に対する愛を感じました!
「自らが楽しいと思える仕事をする」というスタンスが伝わり、また商品にもそのこだわりぶりが随所に現れているなと思います。
こちらでも固形墨をはじめ、墨磨り機の硯など色々手に入れて参りました。
一番大きかったのは淡墨に関する情報で、非常に勉強になり本当にありがとうございました。
開明さん、久保田號さんとも色んなところで繋がりまして、非常に面白いのが書道界です。
呉竹さん、一休園さんとも長々とお話させて頂いて、顔を知って頂けて嬉しかったです。
私は「書を広める活動」を仕事にしているわけですが、それにはメーカーさんと連携していく必要性もあると考えています。
そのためにもネットに力を入れているのですが、自然と一般の方々が何かと書道に関わる環境にしていかなければなりません。
書道家藤井碧峰はそのために自分の書を商品化したグッズにのせて販売しているのですが、これは別に私の書である必要性があるわけでもなく、同じように志を持つ方とは連携をしていきたいと考えています。
書道用品が売れるためには、書道に関わる人が増えなければいけません。
書道に関わる人が増えるためには、書道の良さを知って頂かなければなりません。
書道の良さを知って頂くためには、書道に触れて頂くことから始まります。
今回お会いしたメーカーさんとはお話させて頂きましたが、私が力になれることでしたら是非ともご依頼頂ければと思います。
書道用品の展示販売会だったのに自分の営業活動になってしまい。。。笑
でも色んな話を聞かせて頂いて、自分の活動を更に前進させる良い3日間となりました♪
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