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競書誌「書作」3月号に写真掲載されました

競書誌「書作」3月号

競書誌「書作」にて本人もビックリの近代詩文書が最優秀作品で掲載されました(;・∀・)

競書誌「書作」近代詩文書 

いつも漢字にしか期待していないので、見開き左側ページにある漢字を先に見るのですが、
「今回は駄目だったかー。」
とか思いながら右側ページの写真を見たらこれでした。

おそらく周りの人も「藤井が近代詩文書で最優秀かいな」みたいに思っているであろう。
このブログ読んでくださってる方も明らかに漢字寄りの書き手ということは分かっているでしょうし。

ただ時期的には良いタイミングで、昨年の11月の佐久全国臨書展で先生方から、
「臨書・創作ともに幅広く、偏らないように学ぶように」
とアドバイスを頂き、自分なりに多くの書道家の作品を参考にして学んでいた中での最優秀作品でした。

「やった!」という気持ちも多少ありますが、”今学んでいるやり方を信じて進め”ということなのかと思い、ひたむきに自分の道を進むべきなのかと実感した次第です。

批評頂いた点で「やや淡い墨色」とありますが、こちらは書き手と審査の先生にしか分からない程度の微妙な淡さでした。

競書誌「書作」近代詩文書

『寂』という字を見れば濃淡が分かりやすいと思います。

本当は『幾』という字が一番濃淡が出て、近くで見れば基線も分かる感じなのですが、それはちょっと手元の画像では分かりませんね(^-^;

 競書誌「書作」近代詩文書

単品で見るとそれほどでもありませんが、やはり他の3名の方々と比べると寂しい雰囲気なのが我が作品であります。

一応理由はあって「寂しい歌」なので、あまり墨量増やさないようにしていたりします。
 

これは師匠の教えで、書道の課題作品は同じ字が並ぶわけなので墨量多いほうが目立つのですが、ちゃんと言葉の意味も考えて書くように心がけています。

それが自分の場合は考え過ぎて薄味になりやすいところではありますが。。。笑  

競書誌の写真に載る意味

幸運にも2カ月連続で最優秀作品に掲載されまして、運を使い切ったのでは無いかと不安になってしまいます(;^_^A

先月は漢字で掲載。

太宗「温泉銘」
書道 太宗「温泉銘」臨書作品

自分が通っている教室では富山の会の競書誌を取っているわけですが、他の生徒でもなかなか写真掲載されなくて「何で載らないのだろう?」とぼやいていたりするのが常です。

でもこうして全国で書道に励む人たちが集まる競書誌で自分が写真掲載されると、周りの教室にいる方に良い刺激を与えられるのが良いですよね。

言い訳させないし、自分にも言い訳できない状況に。
そもそも刺激が無くて良いなら独学でも良いわけで・・・

毎月変わる作品、毎月変わる審査の先生の中で、いかにして自分の作品を作る過程で腕を磨けるか。

ということを考えると、競書誌っていうのは書道特有の良い勉強のツールだと思います。

この記事の著者

藤井碧峰

1990年2月富山県砺波市生まれ。平成生まれの若手書道家として、古典臨書に基づく正統派の書が持つ本物の字の良さを追求しながら、現代的で、誰よりも敷居の低い、身近な書道家を目指して活動しております。第七回比田井天来・小琴顕彰佐久全国臨書展 天来賞受賞。令和元年、日本三霊山 立山山頂 雄山神社峰本社に看板奉納。

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