藤井碧峰
1990年2月富山県砺波市生まれ。平成生まれの若手書道家として、古典臨書に基づく正統派の書が持つ本物の字の良さを追求しながら、現代的で、誰よりも敷居の低い、身近な書道家を目指して活動しております。第七回比田井天来・小琴顕彰佐久全国臨書展 天来賞受賞。令和元年、日本三霊山 立山山頂 雄山神社峰本社に看板奉納。
INFORMATION
砺波市にて焼鳥の名店として愛されてきた真ゆきさんが、高岡市にて6月15日に移転オープンされました。
それに伴い、この度ご縁あって看板の字を書かせて頂きましたのでご紹介いたします。
【焼鳥 真ゆき】
〒933-0039
富山県高岡市大手町11-14(高岡大仏裏)
TEL : 050-8881-4976
定休日 : 日、木
営業時間 : 17:30~23:00
お店のInstagram : 焼鳥真ゆき(@saneyuki_toyama)
ご依頼頂く前から何度かお店に行ったことがあるのですが、グルメ通ではないので表現に乏しいですが、非常に品のある味わいの焼鳥を提供されるお店です。
店長に仕事に対するお考えなどお話を聞かせて頂いても、本当に良いものをお届けしたいという想いの強いお方で、戦う土俵は違えど同じ想いを共有できる方がいることに喜びを感じたりしたものです。
そんな店主より「藤井さんの作品の特にこういう字が好きです」とご提示頂いたものがあり、それを見て新しい看板は「品」というテーマのもと制作を進めさせて頂きました。
品となると書道で言うと唐の時代より前の古典をイメージし、それに基づいて様々なパターンを提示いたしました。
とりわけ品を感じる書き手は褚遂良で、枯樹賦や文皇哀冊が好みです。
特に私は褚遂良 の行書に思い入れが強いので(先日の日下部鳴鶴先生の石碑の投稿を参照のこと)、これをモチーフにした看板になれば最高だなと思っていたのですが、店主と意見が合ったことにより今回の【焼鳥 真ゆき】の看板ロゴが完成しました。
漢字を褚遂良風にすることは慣れているのですが、仮名をそれに合わせるのがなかなか骨の折れる作業でしたね。
店内空間も上質で素敵です。
北日本新聞の記事からの引用になりますが、明治期に高岡大仏の再建運動の中心となった松木宗左衛門のクラヤ家を改修したお店ということで、築110年の歴史ある建物です。
書いた当初はそんな情報を知らずに進めておりましたが、空間に合う字になりましたね。
ここまで記事を見て頂いた皆様に、焼鳥 真ゆきさんの美味しくてたまらない焼鳥の画像をお見せします。
夜見るとお腹が空きますよね笑
こうして本当に美味しい、こだわりあるお料理を口にすると、「もっともっと自分を高めていかなきゃ」と思ったり「品とは何か?」「こだわりある店のあり方とは?」と考えさせられたりするものです。
先のステップに進むためにも、真ゆきさんとの出逢いは大きいものでした。
今回私としても本当に良い仕事ができて嬉しく思っております。
まだまだ若手ですが、今後とも必要としてくださる皆様のために頑張って参りますのでよろしくお願いいたします。
【焼鳥 真ゆき】
〒933-0039
富山県高岡市大手町11-14(高岡大仏裏)
TEL : 050-8881-4976
定休日 : 日、木
営業時間 : 17:30~23:00
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