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BLOG 書道・筆文字

仕事の楽しみ方、望まれる働き方

多くの経営者の方、成果を出している方とお会いして

今年は事業がようやく軌道に乗り、それとともに多くの人にお会いさせて頂くキッカケが生まれました。
元々経営者になることを未来に描いていた自分としても、書道家という肩書きでありながら一人の経営者として素敵な方々にお会いさせて頂いたことは大きな収穫でした。
こちらが特殊な仕事をしている関係でどうしても仕事の話になりがちなのですが、根本的に仕事が好きなのでそれに関する話も好きです。

会社員時代から同じです。
何をするにつけても”何故やるのか””どうすべきか”などを考えた上で動いており、何が本当の正義なのかを考えた上で答えを出すため、他の人から批判が来たとしても全然平気な自分がいます。
もちろん自分の足りない点が見えることもあります。
その時は出直してこれば良いだけのことです。
どうせ完璧な人間などいないのだからそこは柔軟でないと。

何もかも死ぬまで未熟だとずっと感じてきたこの30年の中で、やはり他の方から学ぶことは大きいです。
それは”誰でも”というわけでなく、やはり物事に対して純粋に一生懸命取り組む人からです。
数カ月前に出会った方がいるのですが、その方もお金目的ではなく純粋に頑張りたいという心持ちで仕事に励んでいった結果、ずば抜けた良い成績を残していらっしゃいます。
営業関係の仕事はどうしても勤務している会社の利益になるorならないの問題があるのですが、第一にお客様の利益を考えたことを提案しているというお話を聞いて、「なるほどな」と思った次第です。

金のポストカード『誠』(額付き)

世の中を、自分自身を見つめてみてください。
ついつい心が痛むようなことを相手にしていないか。
単純なことです。
単純なことなのにその感情が薄れていくのは、何度もその感情を押し潰してきたからか、それとも・・・ 
原理原則、世の中の仕事というのは求められるものは生き残るし、求められないものは生き残りません。

最近出会った経営者の方も素敵でした。
従業員が楽しく働きながら、仕事に励むことが自然とできる環境づくりに励んでいる。
何故働いているのか、何のために頑張るのか、それを常に従業員に問う。
沢山従業員のいる会社でありながら、社長自ら従業員との距離感を近く保ち、常に風通しの良い環境をつくる。
仕事というのは生きていくうえで欠かせないもので、多くの時間を過ごすからこそ楽しい方が良いものです。
それを理解していながらも多くの会社はできていない、もしくは需要と供給とのずれが生じているというのが現状でしょう。

良い経営者の方に感じるのは、従業員の人間の心情がよく分かっているということです。
それは社内のみならず何かしらの苦労した経験があり、そこで自分を叩きあげていった泥臭い過去を持っている方ばかりです。
そして自分のような得体の知れない書道家であっても、会社の規模構わず1対1でフレンドリーにお話してくださりありがたいです。
本当の大物というのはそういうものなのかなとも思っていて、私の書道の師匠にしても他の有名な先生にしても恐れ多くて緊張して話してしまうのですが、本当にフレンドリーな方ばかりでした。
それだからこそ人としての魅力も大きいし、こんな不景気の中にあっても前向きであり、ちゃんと事業を前に進められていらっしゃうのかなと思います。

結局は人としての器なのかなとも思います。
そして何に価値を感じるか。
これには小さい頃からの生き方次第で価値観とは大きく変わるものでしょう。
自分は小さい頃から能力の低い人間だったし、何をやっても一番になれなかったし、その中で自分のようなクズ人間が多くを経験して、出来なくても上手くいかなくても一生懸命に立ち向かってきて、今この仕事で人に感謝して頂けるような仕事をできているのだから、そりゃあ楽しいですよね。
何を望まれているかも今の仕事だったら自分で直接お客様とやり取りするなかで聞かせて頂けるし。

仕事の楽しみ方、望まれる働き方 

以前起業に関する記事で、自分とは何かを考えた時に世界という大きな空間の中で自分にしかできないことを探すことが大切だと書いたような気がします。
【何を与えられるか】
それはどんな小さな存在であっても誰しも何か光るものがあって、世界に対して何を与えられるかと考えることで自分を肯定することもできるし、何を今すべきかということにも気づけるという意味です。
そういう視点で見れば書道家の世界では1万人挑戦して1人しか成功しないとか0.1%しか成功しないと言われる意味も納得してしまいます。
自分に関しては仕事辞めた後にできた沢山の自由な時間にそれを徹底的に考えた上で動いたから全くブレない。

物事はそう単純に良い方向にはいきません。
ただ、あなたがあなたであることを変えられない以上、どのようにして生きていくか考えることはこれからの厳しい時代を生きていくために必要だと言えます。

この記事の著者

藤井碧峰

1990年2月富山県砺波市生まれ。平成生まれの若手書道家として、古典臨書に基づく正統派の書が持つ本物の字の良さを追求しながら、現代的で、誰よりも敷居の低い、身近な書道家を目指して活動しております。第七回比田井天来・小琴顕彰佐久全国臨書展 天来賞受賞。令和元年、日本三霊山 立山山頂 雄山神社峰本社に看板奉納。

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