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2年半歩んだ書道家の道

【開花】

 

【開花】書道家の道

事業として一つ大きな区切りができたので、長くなりますがここに記します。

26日に大体の仕事を終え、昨日は帳簿をつけていました。
今年の1月にずっと開業時から大切にしてきた種が大きく開花し、コロナ禍の影響をさほど受けることもなく、目標にほぼほぼ達した形で1年を終えたことを確認しました。

去年の今頃は貯金は尽きるわ、車は一年で廃車になるわでバイトばかりの日々で、更にはコロナ禍とともにバイト自体減り、「意地でも書道で食べなけりゃいけない」という状況になって、時代に、環境に言い訳せずに、全てのリソースを投入し、様々な手を打って良くしてこれたことはこれからの事業にも生きるはずです。

職業が書道家だなんて聞いたら響きは良いかもしれないけど、自分にとっては最初から分かっていた超難易度の高いゲームです。
僕はそれだけで食べていけるようになることが書道家としての最初のステップだと思ってました。
そのために取った手段は遅効性、超地道な努力が必要、だけど確実な地盤を築く方法でした。

よく芸術文化の分野で食べていくのは厳しいと言われるけど、周りは必要以上に追い込んでくるから普通の人間には耐えられません。
「あんたの字じゃ食べていけんから他のことでやり直ししられ」
「いつになれば見切りつけるんか」
「1万人に1人も成功しないと言われているこの書道の世界で挑戦して、やっていけると思ってるんですか?」
「まだ未熟な人間が他人にお金もらって作品書くなんて私は間違っていると思うけどね」 
同じようなことを何回も言われて腹は立ったけど、いつも自分の中に答えがあったから「あんたに何が分かるんじゃ、バカタレ!」と思いながら進んできました。

【なるようにしかならん。上手くいこうと失敗しようと自分の自由であって、挑戦者に他人があれこれ言うのは間違ってる】
これに尽きます。
自分がそう言うと、その人は僕を心配してくれて言ってるとかいう説はあるけど、全く1ミリもありがたくもなかったので記しておきます。
世の中にはその人が理解できなかったり難しいことに挑戦しようとするほど叩かれるシステムがあるようです。

これは周りに大きな挑戦をしている人がいるなら知っていて欲しい。
その人がどのようなスタンスで挑戦しているか知ったうえで関わるなら良いけど、むやみに意見を言ったりするのは良くないです。
特に自分は特殊な起業だったから尚更だけど、古いやり方の人には毛頭理解されなかったから。
悪いけどみんな勉強不足で、それを自覚してたら良いんだけど、自覚してないから言ってくるので多分治りません。
最近になって上手くいってるから認めざるを得ないかもしれないけど、事業を始めた頃から言ってることとやってることはちゃんとシンクロしてます。
しいて言うなら早い段階で書道教室を始めたことだけは想定外でした。

そんなこんなでようやく土俵に立てているわけですが、土俵に立ってからの日々は非常に刺激的で中学生の頃から経営者になるという未来を描いていた自分には楽しい日々でした。
もちろん上手くいくこともあれば失敗することもあります。
どっちにしてもそのまま自分に転がってくるのが一人仕事の良いところです。
だから毎日改善し、毎日進化できる。

書道家が経営者って言うと笑われるかもしれませんが、これは自分が一番大切にしてきたことです。
経営学は一番好きな学問だし、会社員になっても、辞めてからもずっと日々沢山の新しい情報を浴び続けてきました。
その中で自分の行きたい方向へ舵をきってきた次第です。

この仕事のおかげで出逢いは増えたし、素敵な方々にお会いして良い刺激を頂ける機会も増えました。
これはまさしく自分が描いていた世界です。
そんな場にいる自分を見て不思議に感じたりもするけど、人生って面白いなと思いながら楽しんでます。

でもこれは挑戦したからこそ得られたものです。
何もしないでじっと待っていれば好きなことや楽しいことができる、そんなに人生は良いもんじゃないと思っています。
良い大学に入ったから、良い会社に入ったから良い生活ができる、そんなもんでもないと思ってます。
これは若いから、独身だから挑戦できる、そういうものでもないと思ってます。
やる人はやるし、やらない人はやらない。
前に進む時には傷つくことを恐れてはいけません。

逆に周りの人が挑戦しようとした時にあなたがどのようなスタンスでいられるかも考えてほしいです。
その時の対応はその人の器の大きさを表しているなと感じてます。
「あんな良い会社辞めてもったいないね、、、」
それは古い人の考えです。
これからの時代の働き方に安定などほとんど無いはずです。
一年後のことすら分からずコロナ禍に多くの人が対応できていない状況です。
要は長期的な予測もある程度は必要だけど、それを重視しすぎると大変です。

僕は最初から何十年後のことなんか考えて起業してません。
今やりたいことを全力でやる。
今を全力で生きれば自然と良い未来が訪れます。

大きな一歩を踏み出したならあとは自分を信じて、自分の想いに賭けて全力で勝負して欲しいなと思います。  

自分の想いに賭ける

【賭】書道家の道

今や人が羨む仕事をできています。
それは純粋に自分自身が楽しめているから、充実している毎日を過ごせているからこそ、自然とよく見えるような仕事の紹介の仕方になるのかもしれません。

最初は依頼が無いという状況がずっと続き、「自分の書には需要が全く無いのかな・・・」と悩む日々も多々ありました。
根底には今も言っている「必要なものは残るし、必要ないものは消えていく」という考えがあるからです。
でもネットの業界というのは遅効性です。
やれるだけのことをして、自分に賭けて辛抱強くやってきたからこそ得られた仕事なのかなとは思います。

書道家として食べていくためには他にも速効性のある手段はあります。
それは自分のやりたい方向性とはズレてくるため、今のやり方というのは理想的です。
今のやり方というのは下手に世間にもてはやされることなく、肩書きを持たずシンプルに、僕が誠意込めて書いたものがお客さんに純粋に喜んでもらえるという流れです。
下手に持ち上げられると、「○○だから良い字なんだろう」と先に評価を持ち上げられてしまう。
今はお客さんがかんじたままにお伝え頂ける。
決して感想をお願いしているわけでもないのに、自然とお客さんが嬉しくなって喜んでメッセージをくださる。
何の押し付けでもない、自然な流れの中で自分の存在意義を感じ取れる素敵な日々です。

あなたも自分の想いに賭けて、何か始めてみませんか。


今年のブログ投稿はこれにて終わりにしたいと思います。
年始から想像を遥かに超える事業成長を見れた、恐らく一生の思い出に残る日々だったと言えます。
沢山の人に出逢えて、応援して頂いて、昨年まで一人狼のように孤軍奮闘していた書道家の人生に良い味の箔がつきました。
本当にありがとうございました。

この記事の著者

藤井碧峰

1990年2月富山県砺波市生まれ。平成生まれの若手書道家として、古典臨書に基づく正統派の書が持つ本物の字の良さを追求しながら、現代的で、誰よりも敷居の低い、身近な書道家を目指して活動しております。第七回比田井天来・小琴顕彰佐久全国臨書展 天来賞受賞。令和元年、日本三霊山 立山山頂 雄山神社峰本社に看板奉納。

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