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「書は心なり」でありたい

書は心なり

書は心なり

『書は人なり』とは言われますが、あえて『書は心なり』と書いてみました。

これは以前から思っていたことなのですが、自分の書の個性というものが人間のもつ温かさを表すものであったり、見た人がそこから情景を思い浮かべたりするような書でありたいなと思ってやってきました。

例えば競書誌では毎月の共通課題を書くわけですが、同じ課題を書く以上目立った人が優秀作品に選ばれやすいということがあります。
私も数年前までは目立たせることばかり考えていて、、当時の師匠が「これは詩の意味をちゃんと分かって書いているのか?」と言ってきた際に何か違うなと思っていて、しかしながら表現する技術もないという状態でした。

最近は様々な表現を古典から学んだ上でそれがちょっとずつ使い分けできるようになったかなという実感があります。
個人的に好きな作品は3点あるのですが、これは誰にも指導を受けずに好きに書いた作品でしたが、雰囲気があってお気に入りです。

『海くれて鴨の聲ほのかに白し』松尾芭蕉 
『海くれて鴨の聲ほのかに白し』松尾芭蕉

『春暁の紫玉菜抱く葉かな』杉田久女
書道作品|富山県の書道家藤井碧峰

『夜ル竊二蟲は月下の栗を穿ツ』松尾芭蕉
『夜ル竊二蟲は月下の栗を穿ツ』松尾芭蕉

たまたま一行書きなのですが、古き良き時代の日本の書みたいなのも意識しながら書きました。
実際は見た人に委ねられるものですが、ずっと見ていられる作品というのが個人的な課題であり永遠の挑戦です。

藤井碧峰は書道家になりたくてなったわけじゃなくて、伝えたいことがあるからそれを伝える手段として書道家になった、ということもあって大切にしていることです。

伝えたいことがあるから伝えるための表現方法を求めるし、そもそも人がどういう感情を持つのかということにも非常に興味があるわけです。
そのうえで心理学も学ぶし、宗教も学ぶし政治も学びます。
お客様にも色んな方がいて、色んな状況があって。
その中で相手が求められるものをどう表現できるか全力を尽くす、これが自分の仕事に対する誠意です。

とにかく、時代が貴方に何を求めているか。
それを知ったうえでどう行動していくか。
これを見失っては、良い未来はやってこないんじゃないかと思います。

この記事の著者

藤井碧峰

1990年2月富山県砺波市生まれ。平成生まれの若手書道家として、古典臨書に基づく正統派の書が持つ本物の字の良さを追求しながら、現代的で、誰よりも敷居の低い、身近な書道家を目指して活動しております。第七回比田井天来・小琴顕彰佐久全国臨書展 天来賞受賞。令和元年、日本三霊山 立山山頂 雄山神社峰本社に看板奉納。

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