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書道家が書く「南無阿弥陀仏」六字名号掛け軸|オーダーメイド作品制作

南無阿弥陀仏掛け軸

先日仕上がってきた「南無阿弥陀仏」の掛け軸のお披露目を致します。

「南無阿弥陀仏」六字名号掛け軸(南無阿彌陀佛)

南無阿弥陀仏の掛け軸の多くはお寺さんが書かれるものですが、こちらはそれに対して書道家として書く南無阿弥陀仏となります。

その違いはご想像にお任せしますが、一応字のプロとしてお届けする掛け軸となります。

今回の掛け軸についても、これからの未来に書く南無阿弥陀仏に付きましても、私藤井碧峰としては正統派の書道家として、古典に由来した字でお届けしたいと考えております。

間違っても自分よがりの字になることなく、掛け軸を見た人が思わず手を合わせたくなるようなものを世に送り出したいと考えています。

「南無阿弥陀仏」六字名号掛け軸(南無阿彌陀佛)
「南無阿弥陀仏」六字名号掛け軸(南無阿彌陀佛)

始めて南無阿弥陀仏の字を書いたのが師範の資格を取得した2013年の春のことでした。
浄土真宗の家の人間として、(越中の一向一揆は有名ですよね)信仰心の強い富山県に住む人間として、ちゃんとその心を持って書きたいと願ったものです。

7年前はまともに書けませんでした。
それから何度も挑戦してきた南無阿弥陀仏ですが、ここ最近になってようやく書いても良いかなと思っていました。

そんな時に知人からのお力添えを頂き、掛け軸を制作させて頂くことになりました。

この手の言葉や表札を書く時、賞状を書く時などには
「こう書かなければならないのではないですか?」
と人を拘束したがる人もいるのですが、そもそも決まりはありません。
私につきましては、自分なりに勉強してきた最善の書き方にて世に送り出しております。

大体のそれは根拠のない妄想から生まれています。

今回の南無阿弥陀仏に関しては大げさかもしれませんが、自分の25年の書道人生で最高の書を送り出そうと思って書きました。

自分が一番得意とする正統派の行書で力強く書きました。 
沢山書き込んだ中で選んだのが今回紹介する一品です。

「南無阿弥陀仏」六字名号掛け軸(南無阿彌陀佛)
「南無阿弥陀仏」六字名号掛け軸(南無阿彌陀佛)

軸については表具屋さんにて最高の生地を選んで制作して頂きました。
完成した作品は堂々としていて、自分としても非常に嬉しくて感激しました。

掛け軸は桐箱に入れてお届けします。

「南無阿弥陀仏」六字名号掛け軸(南無阿彌陀佛)
「南無阿弥陀仏」六字名号掛け軸(南無阿彌陀佛)

南無阿弥陀仏の仏表装と桐箱は価格が高いので、お届けの金額も高くなってしまいます。
特に今回の表装は良いもので制作したので自然とそうなります。

「どうしても・・・!」というお声がありましたら少しランクを下げた軸でお届けすることも可能です。 
お気軽にお問い合わせください。

こうして画像を掲載すると同業者からパクられることも多いのですが(笑)、 私は自分の字に責任を持ってお届けするべく、他はあまり参考にせず、いつも通り書道字典と格闘して、何度も書き直して仕上げました。

南無阿弥陀仏の場合は特にですが、結構誤字になりそうな字形が多いです。
その点も一人の書道家として責任もって書きました。

現在富山県信用組合(けんしん)の出町支店にて飾っています。
既に気に入って頂いている方もいるようで嬉しいです。

藤井碧峰書作展「生活と書作品」

お近くにお越しの際は是非ご覧くださいませ。

この記事の著者

藤井碧峰

1990年2月富山県砺波市生まれ。平成生まれの若手書道家として、古典臨書に基づく正統派の書が持つ本物の字の良さを追求しながら、現代的で、誰よりも敷居の低い、身近な書道家を目指して活動しております。第七回比田井天来・小琴顕彰佐久全国臨書展 天来賞受賞。令和元年、日本三霊山 立山山頂 雄山神社峰本社に看板奉納。

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