書道家の「南無阿弥陀仏」掛け軸
大切な掛け軸だからこそ
2020/3/23投稿
【藤井碧峰が書く「南無阿弥陀仏」六字名号掛け軸】
(https://original-sho.com/jetb/blog/4676/)を是非ご覧ください!
『南無阿弥陀仏』
日本人の多くの方が知っている言葉の一つだと思います。
南無とは「心から信じます」という意味。
つまり『南無阿弥陀仏』とは「阿弥陀様を心から信じています」「阿弥陀様についていきます」といった意味です。
『南無阿弥陀仏』と念仏を唱えれば誰もが極楽浄土へ行くことができる。
法然はそう教えを説きました。
私はというと親鸞の浄土真宗の家です。
浄土真宗は法然の教えを発展させて、またシンプルな教えをされました。
戦乱、飢饉、疫病、大地震など良くないことが頻繁に起きた鎌倉時代に、この親鸞の教えは瞬く間に広まりました。
仏教の教えを知っていることは、仏教に関するこ字を書くことが多い書道家としては当然ではあります。
教えも知らずに書いていたらその意味の真髄に辿り着くことはできません。
仏教の成り立ちについても学びました。
仏教の多くを学んで、また書道を多く学んでようやく『南無阿弥陀仏』という字を書く権利が与えられたように思います。
書道家の書く『南無阿弥陀仏』
ここまでお伝えしたように『南無阿弥陀仏』という言葉は特別です。
決して拙い字で書くべき字ではありません。
仏事の際に掛けられていて、気の引き締まるような字であるべきだと思います。
個人的な経験ではありますが、「南無阿弥陀仏」という言葉に興味があって、6年前になりますが先生にお願いして書いてもらったことがあります。
その時先生に書いて頂いた「南無阿弥陀仏」が今でも、先生の書いた字の中で一番しびれた字でした。
良い書とは見る人の心を動かすものです。
私はそういったことを念頭において、こんな『南無阿弥陀仏』を掛け軸用に書きました。
自分の持っているものをつぎ込むことは当然、その言葉の持つ意味も踏まえて懐のあるふくよかな字に仕上げました。
この字は力強い行書が似合います。
行書書きな私としては、また字の意味もあって試されているような気分になります。
これが掛け軸として床の間に掛けられた時に、ちゃんと存在感を放つことができるか、そのイメージもを持つことも大切です。
その点においても、日ごろから掛け軸に繋がる半切サイズでの練習を頻繁にしていることが非常に活きてきます。
では何故お寺さんの掛け軸は高いのか?
それは住職という資格を持っているからです。
それだけで10倍近くの値段を取られます。
住職と書道家どちらにお願いするか、それは個人の気持ちの問題ではあるのですが・・・
もし書道家の掛け軸が欲しい場合は、私にお申し付けください。
心を込めて最高の掛け軸をお届けいたします。
お気軽にお問い合わせください。