藤井碧峰
1990年2月富山県砺波市生まれ。平成生まれの若手書道家として、古典臨書に基づく正統派の書が持つ本物の字の良さを追求しながら、現代的で、誰よりも敷居の低い、身近な書道家を目指して活動しております。第七回比田井天来・小琴顕彰佐久全国臨書展 天来賞受賞。令和元年、日本三霊山 立山山頂 雄山神社峰本社に看板奉納。
INFORMATION
私の住む富山県砺波市中野の体育振興協議会の記念事業が2月10日行われました。(どれだけ更新遅いんでしょう笑)
それに伴い有難いことに3点揮毫のご依頼を頂き、尚且つ画像も頂きましたので紹介させて頂きます。
案内のガンピと言いますか、そういうものを書かせて頂きました。
また式次第も書かせて頂きました。
こういう普通の字を当たり前に書けることが大切だと感じるのですが結構難しいものです。
書くだけのことなら誰でもできますが、”楷書で分かりやすく、尚且つ自分らしさも出しつつ、個性が強過ぎないように存在を出す”みたいなイメージを持って書いてます。
当日自分は東京にいたため掲示されている状態を見なかったのですが、この写真を送ってくださった方からは、「すごく評判良かったよー!」とのお声を頂き安心しました。
これらの字は楷書で書いていますが、楷書と言えど勢いと言いますか気迫が大切です。
元々私は気が小さいもので、どうしてもこういった楷書を書くとなるとかしこまった感じで字が小粒で強弱の無いものになりがちです。
そのため自分の中で「行くぞ!」という気持ちを持つのが大変です。
例え一日だけの掲示物であっても、今の時代印刷物に流れそうなものをわざわざ自分に依頼を頂けるのですからこんなに嬉しいことはありません。
私はプラス思考だと思われがちですが、基本的にはコンプレックスの塊なので「こんな自分で良いの?」という感情が出ます。
だからこそ頑張れるし、求められた以上のことをしたいと思えるのが良いのかもしれません。
心から中野村の方々には感謝するし、これからどんな書道家になっていこうと、自分は中野村で育ててもらった人間として地域のために尽くせる書道家でありたいと思っています。
地域の仕事に関しては今週もう一件大きな仕事をしました。
色んな想いを込めて全身全霊で書いたものです。
この富山県砺波市中野という土地に生まれて、ずっと育ってきた。
そんな自分にとっては思い出に残る一作になりました。
喜べることではありませんが、これまで育ててくれた環境、人々などへの愛情、感情。
そういったものへの想いを拙ながら等身大の自分で表現しました。
また来週このブログにてご報告できたらと思います。
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