藤井碧峰
1990年2月富山県砺波市生まれ。平成生まれの若手書道家として、古典臨書に基づく正統派の書が持つ本物の字の良さを追求しながら、現代的で、誰よりも敷居の低い、身近な書道家を目指して活動しております。第七回比田井天来・小琴顕彰佐久全国臨書展 天来賞受賞。令和元年、日本三霊山 立山山頂 雄山神社峰本社に看板奉納。
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昨日のことですが、砺波市の創作料亭 縁空さんにてペン字講座を実施致しました。
初めての開催にも関わらず人数が集まり、だけど多過ぎることも無く、コロナ時代のソーシャルディスタンスを確保した状態で、丁寧に指導させて頂くことができたようでよかったです。
全国各地でペン字講座というものが実施されておりますが、ペン字の世界だけで育ったという方も多いのが実情であり、私は正統派の書道家としてその枠組みの中で捉えた”美文字””ペン字”というものをお伝えしたいと思っております。
そんな理由で序盤には”こういうものが良い字だ”という提示をした上で進めさせて頂きました。
一般の方で昔書道をやっていたという方でも、時間が経つと感覚的なものを忘れていると思います。
それは考えて一画一画丁寧に書くということです。
無意識に手先が動くが故に、筆ペンの不安定な穂先を上手に扱うことができません。
参加者の方々の書き方を見た上で書き方の見本を見せると、明かにイメージが掴みやすいようで短い時間の中でも進歩があり、参加者も私も楽しい時間でした。
とある参加者の方から最初に「住所も書きたい」というご希望を頂いていたのですが、私が予想していた通りお名前の練習だけで終わりました。
自分の名前はご本人が一番大切にされるべきものですので、是非ご自宅でも頑張って練習をして頂ければ良いなと思います。
ペン字の良いところは道具の準備が極めて楽なことです。
私も会社員時代に帰宅が日を回ってしまった時に、毛筆の練習ができないと感じた時は5分だけでもペン字をノートに練習したものです。
そうして毎日コツコツと練習するという意識があり、ただこなすだけでなく一画一画をお手本等を確認して、自分の字と比較して・・・というサイクルを確立していくことが本物に近づくための道になると思います。
ペン字講座の後にはスイーツタイム。
縁空さんの素敵なスイーツで参加者の皆さんが喜び、また会話にも花が咲きます。
今回は初回ということもあり、参加者の方々に色々とご意見を頂きました。
色々と至らない点がございましたが、今後の課題としてしっかり活かして参ります。
そんな縁空さんでの美文字講座ですが、次回は8月25日(火)の13時半~15時半に実施します。
スイーツタイムだけでも楽しい講座(笑)ですので、是非お気軽にご参加くださいね!
<住所>〒939–1327 富山県砺波市五郎丸542–2
〜お問い合わせ〜
縁空 0763-23-6399まで
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