藤井碧峰
1990年2月富山県砺波市生まれ。平成生まれの若手書道家として、古典臨書に基づく正統派の書が持つ本物の字の良さを追求しながら、現代的で、誰よりも敷居の低い、身近な書道家を目指して活動しております。第七回比田井天来・小琴顕彰佐久全国臨書展 天来賞受賞。令和元年、日本三霊山 立山山頂 雄山神社峰本社に看板奉納。
INFORMATION
私が大学時代にセリカに乗ってサーキットアタックにハマっていた時のブログ記事を引用します。
「速くなるには?」というお題で書いてありますが、他の趣味の方々にも通じる点がきっとあると思いますので転載(一部編集)させて頂きます。
※車のことが分からない方は見出し4の「極めるためのキーポイント」へ笑
①意識して運転する
②純正で頑張る
③誰かの横に乗せてもらう
④サーキットに行く
⑤達成できないような目標を設定する
⑥ショップに行く
⑦走ってから導入パーツを考える①
毎回毎回僕は何らかの項目を意識して運転しています。
それは通学ルート、通勤ルートのごく一部のコーナー、交差点だったりしますが
毎日最善の方法を探っています。ブレーキングの仕方、ライン取り、アクセルなどなど考えることは沢山です・・・
ライン取りに関しては絶対にセンターラインははみ出しません。つまりです、1本車線でやってます(笑
でも1本車線でも結構幅あります。ブレーキングは難しいです。
純正の軟らかい足のうちに車の荷重移動を学ぶべきですね。あと交差点の白線目掛けて一定のブレーキングで入ってちゃんと白線の上で止まれるか、とか。
これは新井(ラリーの新井敏弘)さんがやってたやり方だった気が?②
本気で人間の腕を上達させるなら純正状態の車両で頑張るべきです。
特に足(サスペンション)。車の動きを覚えるには純正足が分かりやすい。時間はかかるかもしれません。
でも早めに足を変えて後で腕の無さ故にタイムアップせずに悩むよりはいいはず。サーキットでも純正足で頑張ってもうどうしようも無い!っていうくらいになってから弄るのがいいかと。
どうせ最初から上手な人はいません(多少差はあるだろうけど下手に車を弄るよりは走行回数を増やしたほうが有益です。
ただしサーキット走るならブレーキパッドとブレーキフルードは変えたほうがいいかも。他にも純正で学ぶことは沢山あります。
それはやった人にしか分からないですよね?(笑③
僕がこれまで横に乗せてもらって刺激を受けた人は3、4人います。
どれも公道での話です。誤解を招くかもしれないけど、公道の方が横に乗せてもらったときの刺激は強い、と今でも思っています。
刺激と勉強になるかどうかはまた別の話です。これまでで最も刺激を受けた人の同乗はそれほど昔の話ではありません・・・
何というか言葉にできなかったです。生まれてきてから20年経ちますが、これまで受けたことの無い刺激でした。
その日は睡眠不足だったはずなのに刺激の強さあまりに体がしびれて寝れなかったです。
「しびれるような走り」ってこういうことなのかと・・・自分は、自分より速い人間はいるだろうと思っていましたが、自分もある程度速い方だろうと思っていました。
しかし、全然話にならん。
あの時、あの人に乗せてもらってなかったら、あんなに燃えていなかったでしょうね。未だにおわらサーキットで1分切れずにいたと思います(乗せた人照れくさいでしょうな 笑
そんな刺激をくださる方に出会えた僕は幸運だと思います。自分より明らかに速い人に乗せてもらうことで自分の未熟さを知ることができるはずです。
そして自分の未熟さを知ったとき人は速くなれる!
もちろんサーキットやジムカーナでもどんどん乗せてもらうべきです!
公道じゃ落ち着いてテクニックを盗めません(笑
しっかりと学べます♪
そして乗せてあげることも大事!
人それぞれに良さがあって弱点があるはずです。
④
サーキットに行くことは腕を磨くには不可欠です。
自分も最初は行くつもりなかったんです。
でもサーキットに行くキッカケはありまして・・・
まあ主な理由はカーライフの某店員さんから進められたことですね。
「車壊したくなければお山じゃなくてサーキット行かれ」、と。サーキットってお金かかります。
サーキットに行き続けるかは走ってみてから決めることなんで、
最初は安いヘルメットでもいいから走ってみるべきです。で、最初のタイムは純正で出しておくといいです。
最初のサーキット走行では大抵の人はあまりその良さに気づいていないと思います。「楽しいけど走行料金高い」というのが大抵の人の思うことです(自分も
でも2、3回同じ仕様で走ってみると自分のベストはどんどん良くなっていくはず。
「どんな走りをすれば速いのか?」ということが見えてくるはず。これが、もし2回目の走行までに車を弄ったとします。
そうすると変なラインを走っていてもタイムが上がる。
別にパーツを付けてタイムアップさせることが趣味ならいいんですけどね。お山を走っていてもあまり上手にならないと思います。
上達しないわけではないけど限界が低いし、癖が強い。お山からサーキットへ移った人、ある程度サーキットで腕を磨いてから
一度お山に戻って走ってみると「あれ??」って思うはずです。
いつもより余裕が感じられます。
これは大体の人が同意見でした。だから我的公道最速理論は「サーキットに行くこと」です。
自分の未熟さに触れるにもタイムという存在は大切です。誰でも一度はサーキット走ってみるべきです。
一度は事故を減らせるはずです。⑤
達成できそうな目標だと人はその程度の努力しかしない。
達成できないような目標だと人はかなりの努力をしなくてはいけない。
ただそれだけです。⑥
本当にタイムを狙うならチューニングショップの力は必要です。
たとえ純正であっても。僕はMスポとカーライフに行ってますが有益な話を聞けます。
そしてミズヤマさんとカーライフの某店員は基本的に考え方が似ている、という点から両立できます。ショップごとに考え方が違うのでショップ選びは大変です・・・
⑦
僕が冬頃にカーライフで相談したこと。
「次のサーキットのタイヤにミシュランのPP2考えているんですけど、どうですかね~?」
「今のタイヤ使い終わってから考えれば?」
その時は若干戸惑いつつも、後になって分かりました(汗1分切りしてから見えてきた目標とか方向性とか。
その目標とか方向性を理解したうえでどんな車を作っていくべきか。
どのパーツをどういう順番で入れるべきか。
全て見えてきました。「走ってから導入パーツを考える」これは弄りで失敗しないためにも極めて有効な手段だと思います。
何でも好き放題に投入していけばワケの分からない車になります。
速く走るために弄るときは信頼できるショップでしっかり相談しましょう。何かパーツを入れてどこか良くなっても、それがタイムアップに繋がるかどうかはまた別の話です。
付けた状態と外してみた状態でタイムを取ると意外に・・・
「速くなるには?①②」の記事はどうでしたか?
車やってない方からすると意味の通じない点も結構あったかと思いますが・・・(^-^;
大切な点は色を変えたりしてみました。
が、それでも分かりにくいと思うので下記は意味を置き換えたものになります。
・毎日何かを意識して練習する。毎日最善の方法を探る。
→世の中には先生やコーチはいるが、色んなアドバイスを頂こうと結局本人がどこまで自覚して練習するかによって全く練習の質が変わってくるためです。
物事の多くには絶対的な答えというものは無いのではないでしょうか?
もちろん人それぞれに違う人間であるが故に、それぞれに対するベストの方法も違います。
だから合っていようと間違っていようと自分の中で答えを考えながらそれを確かめましょう。
・最初から高い道具を買うより練習回数を増やすためにお金を使おう。
→趣味の世界では道具にお金を使って良くなる点もありますが、最初から全て上手な人はあまりいないのでやはり最初のうちは”質より量”で練習量がモノを言います。
車ならガソリン代、サーキット代に回す。
書道なら紙、墨にお金を回す。
スキーならリフト券にお金を回す。
回数を増やすことで、最初曖昧だったプレーの感覚も研ぎ澄まされて、確かなものになっていくはずです。
経験はお金では買えません。
体験して吸収して初めて自分のものになります。
・自分より明らかに上手い人に同じプレーをしてもらうことで
自分の未熟さを知ることができるはず。
そして自分の未熟さを知ったとき人は上手くなれる!
→道具を言い訳にしたい時もありますが、そういう時は上手い人に同じ道具でプレーしてもらうと自分の未熟さを知ることができたりします。
その時に”自分は未熟だ”と素直に感じることができたら、ひたむきに練習するしかないですよね。
また上手い人の中には自分には理解できないくらい上手い人もいたりします。
そういった方々とお会いし、お話することで自分の中での意識改革が起きたりします。
自分のやり方がマンネリ化している場合は、人と出会い新たなる刺激を求めていかなくてはいけませんね。
・人それぞれに良さがあって弱点があるはずであり、
お互いに見せ合って学び合おう。
→世の中に全てが完璧な人はいません。お互いに完璧じゃないからこそ人は求め合うのです。
ひょっとしたら自分より下に見えるあの人も、実はキラリと光る何かを持っているかもしれません。
また他の誰かに自分のプレーを見せて、その時に頂く感想の言葉から得られるものも結構貴重な意見だったりします。
他人の言葉にも耳を傾けましょう。
良い話もあれば悪い話もある。
だけど悪い話も”なぜ悪いのか?”と考えた時に、自分の中で理論持って話せることが大切です。
直感的に感じたことを言葉にするのは難しいです。
・腕を磨くにはある一定の評価基準のある場所に出ることは不可欠!
→スピード競技なら”タイム”というものが評価基準です。
それはいくら自分が速いと思っていても、タイムが出ていなければ嘘だからです。
スポーツなら大会、美術なら作品展と言った場所でしょうか。
それもまた”公平性のある審査であること”が重要です。
・達成できそうな目標だと人はその程度の努力しかしない。
達成できないような目標だと人はかなりの努力をしなくてはいけない。
→自分を奮い立たせるためにも非常にレベルの高い目標設計が大切です。
他人が「無理だ」とか言うことにあえて挑戦することも楽しいです。
100年前の人類がパソコンやスマートフォンを想像できなかったように、時代の流れと共に色々な可能性が大きくなるものです。
・良い道具選びをするときには良いお店の存在が必要。
→その店の利益ばかり考えているようなお店では良い商品に出会えません。
ネットショップでもない限り、基本的に人と人との繋がりがあるものです。
果たしてそのお店が何をこだわっているのか。
どのような考えを持ってお客さんに商品、サービスを提供しているのか。
信頼できるお店を時間を掛けてでも選びましょう。
そのために時には疑うことも大切です。
・何でも一気に変えるとワケが分からなくなってしまうので、
一回一回その効果を確かめてから変えていく。
→よく何かを変えても違いが分からないって方がいらっしゃると思います。
分からないのは感覚が研ぎ澄まされていないからです。
私のように不器用な人間でも、卓球やスキー、車、書道において活きる感覚があります。
感覚が繊細だから強いか?上手いか?と、簡単に答えを言えるものではありません。
しかし、そういった感覚が道具の特徴を知ったり、使い分ける判断材料になります。
一度変えてみた道具が良いなと感じたとしても、あえて以前使用していた道具をもう一度使ってみてください。
人間は新しく変えたものを良いものだと思いがちです。
でも、一度以前の道具を使用することで正しい判断を下すことができます。
藤井理論を画像も無く長々と述べており大変申し訳ございません。
結局のところ、物事を極めるために一番大切なことはどっぷりとハマること
に尽きると思います。
もう誰にも手を付けられないくらい、みんながドン引きするくらい、周りが見えなくなるくらいその物事にハマればきっと良い結果に繋がっていくはずです。
私自身、そうやって卓球、スキー、書道、車に接してきて出てきた答えが、当記事の内容です。
もしかしたら反論もあるかもしれません。
人それぞれに経験は違うので沢山答えがあっても良いと思います。
色んな考えを聞いてまた自分の考えを見直すのもまた楽しみですね!
CLOSE