藤井碧峰
1990年2月富山県砺波市生まれ。平成生まれの若手書道家として、古典臨書に基づく正統派の書が持つ本物の字の良さを追求しながら、現代的で、誰よりも敷居の低い、身近な書道家を目指して活動しております。第七回比田井天来・小琴顕彰佐久全国臨書展 天来賞受賞。令和元年、日本三霊山 立山山頂 雄山神社峰本社に看板奉納。
INFORMATION
昨晩縁空さんにて食事してきたばかりでありますが、上品な味わいかつ心地よい空間で良いお店だなと常々思います。
起業してから少し前まで貧乏過ぎて、単純にコストパフォーマンスの良いお店にばかり行っていたのですが、会社員時代もそれはあまり変わらず高い店に行くと言われると若干嫌気がさしていた自分がいましたね。
これが仕事のスタンスだとか追い求めるものが変わったからなのか、最近は単純に【良いものは高いかもしれないけど良い】と感じるようになり、品の良いものを取り入れていくことが増えました。
自然と飲食にも興味を持つようになりましたし、そこに関わる事業者の方々の考え方も合うようになってきました。
常々”品”というものを大切だなと感じるわけですが、私の字を気に入って頂いているお客様に伝わっているものがあれば幸いです。
書道の勉強にしてもとにかく品の良いものを学ばない限りは良い字は書けないんじゃないかと思っています。
しかし、そもそも品とは何なのかということを感覚的に判断できる能力が大切で、要は感性でしょうね。
これを学ばないことには、古典を学ぶにしてもその良さを感じ取れなかったり、高級車の良さを上手く感じ取れなかったりするのだと思います。
感じ取れないものをアウトプットすることはほぼほぼ不可能だと思うので、まずは知見を増やすことでしょうか。
というわけで私は京都が好きだったりしますし、自然が好きです。
そこにあるのは程よい余白と落ち着きです。
何故これほどまでに品を大切にするのかという話ですが、それは品のあるものが減ってきているからです。
今という時代は、技術の進歩とともに低価格帯の品物が増えてきて高いものが生き残っていくことが大変な時代かもしれませんが、お金を抑える生活ばかりをしていると、何故高いものが高いのかという疑問を深堀りしないことが多いです(個人談)
車で言えば、車格やエンジン性能で大体比例するものというのは分かりますが、以前までフォルクスワーゲンのポロは何であのクラスでエンジンもパワーがあるわけでもないのに高いのだろうと思っていました。
輸出入に関わっているコストやブランド料を考えても割高に感じたりしたのですが、実際にその車に乗ってみれば全然品格が違うことを知らされます。
特に最近は高級志向にあるような気がしますが、内装の質感や外装のチリ(パネル同士のスキマ)の詰め具合、剛性感が全く違い、ドアの閉まる音すらずしっとしてくるわけです。
そういった理由などから、良いものに触れるということは良い仕事に触れるということにもなるんじゃないかなと思います。
こだわればこだわるほどコストは掛かるものですが、それも理解できる人ではありたいなと感じますね。
と、思って乗っていたミニは1年でエンジンブローして廃車になっていました。笑
良いものを維持するためには、ちゃんとコストを掛けないといけないということも学びの一つです。
そして、これからどういう作家になっていくのかという話で、単純に良い仕事をする作家でなければいけないなと思っています。
スタート時より使っているものもかなり変わってきました。
それに伴い設定料金は上がりましたし、一部無くしたサービスもあります。
でもこれも自分のため、お客様のためです。
満足してもらうことが自分の一番の楽しみならば、よりお客様に満足してもらえる品質の良さを出せるようにならなければなりません。
【縁空DE美文字講座】
日時:令和3年5月18日(火)13:30~15:30
場所:〒939-1327 富山県砺波市五郎丸542–2 旬菜のいぶき 縁空
会費: 2,000円(税込)
《お問合せ先》縁空 0763-23-6399
[定員 先着10名様]
持ち物:筆ペンorボールペンなど書きなれたペン、ノート等の紙
特典;あなたのお名前お手本をプレゼント!
ペン字講座の後はスイーツとコーヒーを頂けます。
その日ちゃんと集中して講座を受けられなかった人も絶対損はしません!
本格的ながらも雰囲気の良いお店で行っておりますので、是非お気軽にご参加くださいね!
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