藤井碧峰
1990年2月富山県砺波市生まれ。平成生まれの若手書道家として、古典臨書に基づく正統派の書が持つ本物の字の良さを追求しながら、現代的で、誰よりも敷居の低い、身近な書道家を目指して活動しております。第七回比田井天来・小琴顕彰佐久全国臨書展 天来賞受賞。令和元年、日本三霊山 立山山頂 雄山神社峰本社に看板奉納。
INFORMATION
昨日の11時半過ぎに投稿した【令和】の件ですが大変反響があり、富山新聞さんより取材があり本日の新聞記事として掲載されております!
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28ページ目の<紙風船>付近です。
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『書を10分で投稿』砺波の藤井さん
書道家の藤井碧峰さん(29)砺波市中野=は元号発表直後、楷書を書き上げ、10分後に会員制交流サイト(SNS)に投稿した。
藤井さんは書道道具を準備して発表を待ち、菅官房長官が書を掲げると、辞書(←正しくは字書)で素早く字体を探して、したためた。
書き方を解説する動画は2番目の投稿だったといい、藤井さんは「トップが良かったですが、クオリティーは下げられないので」と悔しがった。
といった内容でございました。
書道っていうのはこういうシーンで役立つんですよね。
今回の菅官房長官の掲げた書には問題点がありますので一般の方はご注意ください。
「令」の縦線に関しては”マ”と書いた方が無難なように思います。
これが書写体の通例です。
縦線で書いても間違いではないのですが、古くからの書き方の中でも最後に左にはねる書き方はほぼあり得ないので、はねてしまうと誤字だと言われる可能性が高いです。
良い時代をお迎えするためにも懐の大きい字を書くと良いと思います!
新元号【令和】の発表で早速の批評も宜しくないのですが、書道に関わる人間として誤字だけは広まってはいけないと感じているので記させて頂いた次第であります。
皆さんも【令和】をキレイに書いてみましょうね♪
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