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<筆耕>書道家の手書き賞状、卒業証書

書道を学んだ者ならではの一枚を

先日、砺波商工会議所青年部様よりご依頼がありまして、卒業証書の手書きの依頼を頂きました!

筆耕、書道家の手書き賞状、卒業証書

私自身、コピーしてある賞状の一部分だけ手書きをしたことは何度もあるのですが、全文手書きとなると初めてのことでした。

でもやることは他の仕事と同じで、構図を考えて下書きを作り、それから練習、本番となります。

今回は砺波商工会議所青年部様のほうより、藤井が思うように書いて良いとの依頼でしたので、
【純粋に美しいと思ってもらえるような手書きの卒業証書】
をテーマに書いてみました。(誰が美しいって評価するかは不明・・・笑)

こうして自由に書かせて頂いた時に、持てるもの全てを発揮できるような感覚があって楽しいですよね。

とりわけ楷書は自分がずっと大切にしてきたもので、今は「藤井は行書が~」と言われますが一番大切にしている書体で定期的に練習しています。

色んな書き方をできますが、受け取った方々が手書きだと気づいていただくためには、毛筆ならではの強弱を出します。

筆耕、書道家の手書き賞状、卒業証書

ちょっと写真の都合で歪んで見えますが、真っ直ぐ書くのも大変ではあります。
また本文の3行ですが、それぞれ字数が違うため微妙に文字の大きさを変えたりと結構難しいです。
字を潰して書く技術というのも要求されますよね。

賞状書き、卒業証書の類を書く場合は直接紙に鉛筆で線を書いていく方法もありますが、下から光を照らすトレース台を使うと手間が減り、失敗も減ります。

こちらの卒業証書は字の大きさが色々ありますが、1本の筆で書き切りました。
良い筆っていうのは仕事の効率化にも繋がります(博文堂さんありがとうございます)  

とっておきの1枚、依頼お待ちしております

巷の賞状はコピーである意味では”機械的に感じる”というのが本音です。

また一般の方々が依頼しやすいところにいる方々も、賞状書き、卒業証書を”書くことができる”人であっても、上手に綺麗に書ける人がいないのが実情です。

「昔は賞状書きできる人が沢山いた」と言われますが、昔よりも書道人口が減っているのと同じく、書を上手に書ける人が減っています。

「~に頼んだら安いけど、上手いのか下手なのか分からないのが来た」という話になると、「ならコピーで良いわ」って流れになってしまいます。

何のための手書きなのか分からないというのは嫌ですよね。

以前から当ブログではお伝えしておりますが、実用書をちゃんと書ける書道家は微々たるものです。

たまたま古典臨書ばかりしていたら書けるようになっていた私ですが、大きい筆ばかり持っていると小さい字は苦手だったりするものなので実用書は難しいのです。

上手に書ける方が都合よく身近にいたら誰も苦労しないわけですが、
『このままでは賞状書きの手書き依頼をされる人が減るんじゃないか?』
と不安に思ったので、ウチのサービスにしようと思った次第です。 

筆耕、書道家の手書き賞状、卒業証書 

この仕事にしても他にしても私にご依頼される方はこだわりのある方が多いのですが、書くからには喜んでもらえるものをお届けします。

私は若手なので”こきを使う感覚で”依頼頂ければと思います。

今のところ価格設定は5000円~となっておりますが、内容・枚数によって大きく変化します。
 

理由は下準備の手間が省けるかどうかの問題なので、ほぼ同じ内容ならば安くて2500円~で対応したいと思っております。
(現在はネットでの取り扱いを中止しております)

まずはお問い合わせ頂ければ予算のお見積りをしますので宜しくお願い致します。

筆耕、書道家の手書き賞状、卒業証書

紙を送って頂いても良いし、こちらで準備するのも良しです。

これは筆耕的な仕事なのではありますが、他にも冠婚葬祭ののし袋やのし紙の筆耕も承ります。
いつも「一撃!!筆文字スタンプ」推しの私ではありますが、そういう類の仕事も対応します。

他の書道家の方はもしかしたら実態の掴めない料金で提示されるかもしれませんが、私は基本的に時間で計算しております。

ある意味車の整備工賃に近いものですね。

好きなことを仕事にしているだけで、楽しんでやっているからこそ平日休日問わず字を書いて、夢中で取り組んでいるからこそ、純粋に良いモノをお届けできる自信だけはあります。

サービスに書かれていないようなものでも、字を書くことならお気軽にご依頼頂ければと思います。
以上、よろしくお願いいたします。

筆耕、書道家の手書き賞状、卒業証書

この記事の著者

藤井碧峰

1990年2月富山県砺波市生まれ。平成生まれの若手書道家として、古典臨書に基づく正統派の書が持つ本物の字の良さを追求しながら、現代的で、誰よりも敷居の低い、身近な書道家を目指して活動しております。第七回比田井天来・小琴顕彰佐久全国臨書展 天来賞受賞。令和元年、日本三霊山 立山山頂 雄山神社峰本社に看板奉納。

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