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書道の作品と写真に関連した細かい話

上達する人は細かい人

【書道が上手い人は細かい、こだわりが多い】

という話は以前にもしたような記憶がありますが、私もInstagramに投稿する時に写真でチェックすると「あー、駄目だ・・・」ということは何度もあります。

その多くは”傾き”という点で駄目だったりなんかします。

特に書道は縦線です。
縦線が斜めになっていると不安定なイメージを持たせます。

他にも傾きで気を付けている点は沢山ありますが、それは自分でお探しくださいということで♪笑  

「一期一会」を書いて失敗

書道の作品と写真に関連した細かい話

この不安定な感じ分かります?

一つの線を失敗しただけで不安にさせられます。
その線とは・・・

書道の作品と写真に関連した細かい話

”其”の縦線です。
たぶん気にしない人は気にしないんですが、これが逆に傾いていればOKでした。

書道って巻き戻しできないんですよね。
絵とは違うのがその点です。

【線の芸術】と言われる書道ですが、線一つ一つがその字、その書、その人の価値を示します。
それだけに意地を張ってもこだわりぬくべき点です。

写真撮っても気になる傾き

こちらは2年前に立山で撮影した写真。

書道の作品と写真に関連した細かい話

見ていて不安になりませんか?

そう”傾き”です。

書道の作品と写真に関連した細かい話  

大抵、山では雲や地平線が見えます。

そこを基本にして傾きを直しますが、山では自分自身が傾いていたり、足元が不安定だったりするので、諦め半分で大量に撮影しております。

書道の作品と写真に関連した細かい話

傾きを修正したらこんな感じです!!
安定感がでました! 
それと引き換えに写真のサイズは削り取られました笑

これが海の場合は海で傾きを調整します。

こうしていかないと、山の高さとかも変になります。
立山(雄山・大汝山)より高い剱岳とかおかしいですし。

一画目で落ち込むパターン

書道は集中力との勝負だったりするのですが、紙に書いた一字目の一画目から失敗することも多々あり。
墨の濃度や墨量の問題で。。。  

 

先日Instagramに投稿した動画ですが、『豪』という字の一画目の点を書いた時に、墨が飛び過ぎて大失敗!笑

しかも大きい紙(全紙)は一枚限りでして・・・
こうなるとそのまま書くしかありません。

また大きい紙買ったら挑戦してみようと思います^^;

この記事の著者

藤井碧峰

1990年2月富山県砺波市生まれ。平成生まれの若手書道家として、古典臨書に基づく正統派の書が持つ本物の字の良さを追求しながら、現代的で、誰よりも敷居の低い、身近な書道家を目指して活動しております。第七回比田井天来・小琴顕彰佐久全国臨書展 天来賞受賞。令和元年、日本三霊山 立山山頂 雄山神社峰本社に看板奉納。

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