「書道家 藤井碧峰作品集」を更新しました
2020年の6月頃から現在までまとめて
先週のことですが作品集ページを更新しました。
このページにつきましては古い作品は一部を残して他はどんどん消して、最新作を投入していくという方法を取っております。
そうしないと見るのに重いページになってしまうので仕方ありません。
最近の書き方というのも自分で見ていてよく分かります。
その時その時何かテーマを持って書いているのですが、数年前は”パワー!”みたいな感じでしたが、今ではとにかく【品】というものを意識するようになりました。
この品を求める中で、古き良き時代のものを多く見て学ぶようにしています。
ここに掲載される作品の多くは臨書作品か競書誌等の課題なのですが、オーダーメイドの作品をご依頼頂く方の手にされるものは、これらの学んできたものがブレンドされて出来上がるわけです。
素晴らしい先生方には敵わない点も多々ありますが、良きものを求めて、また陳腐にならないように多くを学ぶ貪欲さという点ではなかなか負けないと思っております。
私に関しては芸術的ではなく工芸的な作家です。
お客様から頂いたご依頼に誠実にお応えするのが今の仕事であります。
工芸と言ってしまうと芸術より落ちたものに見えるかもしれませんが、お客様のお求めになるものに対して合った表現を心がけない限りはその任務を全うすることができません。
工芸は需要があって作るわけです。
当初”書道教室をしたくない”と思って始めた書道家の事業ですが、これは作品を多くの方に受け入れられるようにならなければ作家らしくないと感じたからです。
独立するまでは書道でやっていこうと思ってきた人生では無かったのでミーハーな感性で色々考えました。
何が受け入れられるかどうかは分かりませんが、とにかく多くを経験して、沢山の表現を体現できる作家でありたいと思います。
今後も作品の掲載を楽しみにご覧くださいね。