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BLOG 書道・筆文字

書道家 藤井碧峰作品集②の更新と一部作品紹介

古典臨書・競書誌で鍛えて、仕事の場で活かす

前回の作品集の更新は3月だったので久しぶりの更新となりました。
【書道家 藤井碧峰作品集②】に最近の作品を追加しました。

臨「居延漢簡」|書作品の制作・依頼・販売|書道家 藤井碧峰

起業時、起業前より、書くということに関してやっていることはシンプルで、
①古典臨書をする
②競書雑誌に提出し続ける
③お客様のご依頼で制作する
④年に2度ほど公募展に出す
ということを繰り返しています。

とりわけ①と②が大切なのですが、①と②は被るところがあります。
自己流に陥らないように、自惚れにならないように、”たしかな”第三者の目が入ることが大切だと感じています。

この数年、競書雑誌でも「書道日本」と「書作」という存在があるので、忙しくても毎月課題を出すことを自分のノルマにしていると、自然に力がつきますね。
書作は毎月、書道日本はほぼ毎月、半切課題で古典臨書の課題が出てくるので、自然に新しい古典に出合ったり、既に触れた古典の新しい箇所を書く機会に恵まれるというものです。

書道家が答える書道教室・習字教室質問あるある集

そんな提出してきた作品のなかには駄作も多々ありますが、自分のお気に入りの作品であったり、新しい境地を開いた(ような気分になった)作品もあります。
今回はそんな作品を紹介してみたいと思います。

お気に入りの臨書作品

臨「楊淮表紀」

臨「楊淮表紀」|書作品の制作・依頼・販売|書道家 藤井碧峰

超長鋒の兼毫筆で書いた作品。
これまで変化を出したい時、羊毛筆ばかりで挑むことが多かったのですが、こういった自由奔放な古典は苦手な筆で書いた方が良いのではと思い、買うだけ買ってずっと使っていなかった苦手な筆を使ってみました。

色んな筆を持っていますが、いつでも書けない時は筆のせいにして、どんどん違った雰囲気の筆を使って書くようにしています。
そうしていないと”僕の場合は”、前向きに書に向き合えないし、筆を楽しむきっかけを作れるので、良いサイクルかなと感じています。

臨太宗「晋祠銘」

臨太宗「晋祠銘」|書作品の制作・依頼・販売|書道家 藤井碧峰

半切2行書きで、1行あたり10字入れるのは結構難しいんですが、この手の課題は書作の金子鷗亭先生の課題によくあることです。
よく「こんなに字入れるのムズイ」って声を聞くんですが、僕の場合は難航突破、変でも良いからチャレンジするようにしてきました。

そうしているうちに対処法は、教わらずとも学べるもので、自分の中に様々なノウハウがあります。
この作は太宗の書の品の良さを、表現できるようにと意識して書いたもので、スッキリしていて、全体の雰囲気としてもお気に入りです。

臨「始平公造像記」

臨「始平公造像記」|書作品の制作・依頼・販売|書道家 藤井碧峰

この課題は書作をとってから2回目ですが、いつかまた書く機会があれば、多墨で思い切り羊毛筆で書こうと思っていました。
そう思わせてくださったのは、起業時にもお世話になった尊敬する鹿苑晋史先生の書くカッコいい造像記に影響を思い切り受けています。
良い書友がいるからこそ、どこまでも楽しく頑張れます。

臨「鄭長猷造像記」

臨「鄭長猷造像記」|書作品の制作・依頼・販売|書道家 藤井碧峰

こちら兼毫筆で書いたもの。
元々造像記が苦手だった自分には、思い切って筆遣いを出来なかった感覚がどこかにあります。
加えて、羊毛筆の潤渇による作品構成でよく好評を頂いていたのですが、それを兼毫筆でも渇筆の良さ、綺麗さを引き出すことを最近意識しています。
そうして書き上げた1枚です。

臨顔真卿「争坐位文稿」

臨顔真卿「争坐位文稿」|書作品の制作・依頼・販売|書道家 藤井碧峰

臨書作品においては、かつて書いた場所もその時より深みを求めるようになっていきました。
争坐位文稿も苦手な古典の一つですが、ここ最近見えてきたのは顔真卿の行書に限らず、楷書を多く書いてきたからです。
本や動画を見て書き方を学ぶということもあると思いますが、字の輪郭からその書き手の傾向が見えてくると、より真跡に迫れる気がしています。

おわりに

今回臨書作品のみ紹介してみました。
次のブログはネタがあるかどうかで、創作作品の紹介をするかどうか決まってきますが、やはり臨書というものは僕にとって大きな存在です。

先日の社訓、経営理念額にしても、欧陽詢の楷書を意識したものでしたが、今も古典を基調とした制作によって、書の仕事を続けることができています。
今後も古典を栄養として、道が開けていくことと思います。

大日倉庫株式会社様「社訓額」制作|京都府京田辺市|書道家藤井碧峰

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