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5/1~5/31 北陸銀行砺波支店にて作品展示|実物作品を見る意味

5/1~5/31 北陸銀行砺波支店にて「藤井碧峰書作展」

北陸銀行藤井碧峰書作展2023

5月1日~5月31日まで北陸銀行砺波支店にて【藤井碧峰書作展】を開催いたします。

〇場所
富山県砺波市本町5-17
○日時
平日の9:00~15:00  

北陸銀行藤井碧峰書作展2023によせて

北陸銀行砺波支店での展示を、書道家として独立起業した翌年の2019年夏より毎年展示させていただいています。

あの頃、事業資金も終わりが見えかけていて、そんななか知恵を振り絞ってできるだけ多くの作品、作風を取り込もうと、仲間のアドバイスも頂きながら必死で制作したことが非常に懐かしく思うのであります。

我が事業も来月で5周年を迎えることとなります。今回は起業時から大切にしてきた想いを、泥臭くも純粋に盛り込みました。
1万人に1人も成功しないと言われる書の世界で確実に勝利をつかむため、経営学に基づいて戦略、戦術を構築し、実行してきました。
そして判断の時には、何をするかより“人としてどう生きるか”ということを大切にして、その考え方を基軸に歩んできました。

この事業を通して多くの素敵な方々に出逢い、良き道が作られていきました。
この作品達との出逢いが、ご覧いただいた方々にとっても今後更に良い道を作るスパイスの一つになれば幸いでございます。

北陸銀行藤井碧峰書作展2023  

実物の作品を見る意味とは?

いずれ作品展示が終わればこのホームページでも作品紹介をさせていただくのですが、作家としては極力は実物をご覧いただきたいと願っております。
それでは実物の作品を見ることにどんな意味があるのでしょうか。

他の先生の作品展示を見て感じることを自分の作品展示に紐づけて語ることは恐れ多いですが、感じるままに書かせていただきます。

3月はブログにも書いたように石飛博光先生の個展「律動する書」を見に徳島へ行ってきました。

石飛博光先生個展【律動する書】を見に徳島県立文学書道館へ 石飛博光先生個展【律動する書】を見に徳島県立文学書道館へ

4月はつい先日ですが、桑原翠邦先生の「桑原翠邦が求めた書」展を見に高山市の光ミュージアムへ行ってきました。
こちらには同じく比田井天来先生の門下生である手島右卿先生の作品も常設されております。

 「桑原翠邦が求めた書」展|高山市、光ミュージアム
「桑原翠邦が求めた書」展|高山市、光ミュージアム

昨年は愛知県の春日井市道風記念館にて特別展「比田井南谷~線の芸術~」を見てきました。
比田井南谷先生は天来先生の次男で天来門下です。

春日井市道風記念館|特別展「比田井南谷~線の芸術~」

師や先人の品格の高い書を短い期間のなかで見て思うのは、作品が良い意味で涼しい感じがするということです。
過剰な感じがない、品がある。
だからずっと見ていられる。
自分の求める書の原点がいつもそこにあるような気がします。

でもそれは現地に行って、その空間で自分のなかでそう感じただけのことで、作品集や写真を見ていても分かりにくいものなんですよね。
実物を見て分かることは、一番には作品のサイズ感であったり雰囲気です。
写真には写り切らない線もあったりします。

【研究】高い筆(主に羊毛筆)と線質(渇筆)との関係

あとは私のように額装の細かいところにこだわるタイプの人は、マットの雰囲気も見ていただきたいですね。
普通の人がやることをしたくないという人間なので、いつもお店に変わったものを要求します。

こちらは今回の銀行展のとある作品のマット。
たぶんいずれこのホームページで公開の写真にはただの緑にしか見えないことと思います。
近くで見ないと伝わらない雰囲気がそこに現れます。

書作品マットへのこだわり

こちらは昨年制作の掛け軸の軸先。
細部まで美しいと、作品の出来栄えもぐっと良くなります。

書道家 藤井碧峰作品集

あとはCDアルバムと一緒で、単品で聴いていてもあまり良いと感じない曲も、全体で聴くと不可欠で良いと感じれるような曲のような作品もあります。
その場に他の作品と存在することで相乗効果を生み出します。
一方で単品で見ても良いように、一つ一つの作品に物語を作ります。

こんな感じで今回も精一杯の制作をさせていただきました。
ご高覧いただけますと幸いです。  


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