藤井碧峰
1990年2月富山県砺波市生まれ。平成生まれの若手書道家として、古典臨書に基づく正統派の書が持つ本物の字の良さを追求しながら、現代的で、誰よりも敷居の低い、身近な書道家を目指して活動しております。第七回比田井天来・小琴顕彰佐久全国臨書展 天来賞受賞。令和元年、日本三霊山 立山山頂 雄山神社峰本社に看板奉納。
INFORMATION
5月2日~6月1日まで北陸銀行砺波支店にて【藤井碧峰書作展】を開催いたします。
〇場所
富山県砺波市本町5-17
〇日時
平日 9:00~15:00
〇砺波支店案内ページ
https://www.hokugin.co.jp/branch/detail/74/
■北陸銀行藤井碧峰書作展 2022 によせて
北陸銀行砺波支店での展示は、書道家として独立起業した翌年の 2019 年夏 から始まり、有難いことにそれ以来毎年展示させていただいています。
このスペースには限りがありますし、展示を任せていただいたからには見てくださる方に楽しんでいただけるものを制作しようと努めてきました。
毎年違うテーマのもと制作していますが、今回は昨年偶然出逢った同級生で 福光出身のシンガーソングライター北村瞳の歌詞を書いた作品の存在が大きい。
母が我が子を想う気持ちであったり、人間存在への肯定に基づいて作られ た歌の数々は多くの人を魅了することでしょう。
私自身、彼女との交流のなかで、夢をもって好きなこと・やりたいことを形にすることは難しいと再認識しつつも、強く想いを抱いて活動していくことで必ず道は開けると感じました。
一人の活動家として、こうして素敵な仲間たちと協力しながら、希望ある活動を繰り広げ、幸せの輪を広げていきたいと願っています。
今少しずつ世の中の動きが活発になりつつあります。
そんななかでご覧いただいた皆様の貴い毎日に勇気や希望をもたらす展示となれば幸いです。
今回の展示が決まったのが3月のことだったのですが、他の作品展の制作等で大変忙しいなかで、今日の搬入に至るまで必死の日々となりました。
最初は何を書こうか迷っていたのですが、結局は前回の展示からの1年を振り返ることが一番早かったです。
この活動のなかで強く感じたこと、よく頭のなかで考えていたこと。
それらを整理していくと全体としてのテーマ設定はでき、最後らへんは作品点数が多過ぎるくらいの勢いで書いてしまいました。
この展示の場は自分のためでもありますが、見てくださる方のためになっていないと意味をなしません。
できるだけのことをやって、それで受け入れられれば嬉しいですが、受け入れられるのを前提に作ると活動家としての意味も薄れますし、やるからには何かを得ていただける場所となれば良いなと思います。
それがずっとこの地に生きる者として、それが一つの個性として活動している書道家の歩む道です。
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