藤井碧峰
1990年2月富山県砺波市生まれ。平成生まれの若手書道家として、古典臨書に基づく正統派の書が持つ本物の字の良さを追求しながら、現代的で、誰よりも敷居の低い、身近な書道家を目指して活動しております。第七回比田井天来・小琴顕彰佐久全国臨書展 天来賞受賞。令和元年、日本三霊山 立山山頂 雄山神社峰本社に看板奉納。
INFORMATION
先週のことですが富山の地元紙、北日本新聞にて三笑楽酒造「魂(KON)」が紹介され、
その際に藤井碧峰もご紹介頂きました。
※アルコール度数は公表されております。
12,000円の高級酒となりますが、その香り、味わいに蔵を手伝った一人としても感動しました。
社長は大変こだわりのある方なのですが、これぞ職人と言わざるを得ない、素晴らしいお酒のロゴを担当させて頂けたことを非常に嬉しく、また勉強させて頂けて感謝しております。
今回のラベル、タグにもこだわりがあり、三笑楽社長自ら京都に赴き、生産されたものです。
一切の妥協を無くした一品として、会社としても私としても思い出に残る一品となりました。
以前より三笑楽さんに制作依頼を受けていた作品が先日完成し、納品に行ってまいりました。
こちらは既に完成していた「三笑楽」のロゴをベースに作品化したものです。
そのため商品に使用しているロゴとは多少違ってくるのですが、かなり頑張りました。
三笑楽ロゴの制作には5カ月ほどを要しているのですが、それだけ難産だっただけに当時の自分の持つ全てを注ぎ込んでいるため、時間をおいて一つの作品に
まとめ上げるのが至難の業でした。
これは容易に書けたら自分としては失格だと思っています。
若い書道家に頼むことが不安に思っておられる方も世の中には一定数いらっしゃると存じますが、自分の残りの書道人生に賭けて責任もって書くものですので、何十年経っても”その時代の良さ”を感じるものを全身全霊で書いております。
なので、その点で言えば良かったなと感じています。
作品自体は縦方向に1mを越えます。
完成した作品を見て、書き手自ら「カッコいい!」と思ってしまいました。
(親バカですみません・・・)
個人的な制作が多く、事例にはあまり掲載させて頂いておりませんが、日々多くの制作依頼、ご相談を受けております。
私のところへご依頼頂く方はこだわりのある方が非常に多く、表装の仕様についても設定の無いスペシャル仕様となることが度々あり、試されている感じがあって私自身、色々と思考を重ねつつも楽しませて頂いております。
考えている最中は大変ですが、出来上がった時の満足感は何とも言えません!
今回の「三笑楽」パネルにつきましても、当初想定していた仕様から色々と変更がありましたが、砺波市の画材たんぽぽさんにかなり頑張って頂き、大変良いものになりました。
このように作品というものは書道家一人で完結するものでなく、地元の画材屋さん、書道用品店との連携の中で化学反応を起こして出来上がるものなので楽しいです。
額装、軸装、パネル装・・・、色々ございますがそれぞれのご要望に合う最善の作品をお届けできるよう、これからも頑張って参ります。
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