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書道家として独立起業してもなお書道教室に通う理由

書道家とは何なのか

よく知り合いから質問を受けるのですが、
『何で書道家になったのに先生の書道教室に習いに行っているの?』
『自分で書道教室の先生もやっていたら弟子入りしなくて良くない?』

『え?2人の先生に習っているの?!しかも東京にも通ってるの?』
と聞かれます。

”書道家として独立起業したらそれなりの腕があるからもう一人でやっていける”
という考えが一般の方には結構あるようです。
書道教室に通っていた幼馴染からも同じ意見でした。

もしかすると皆さんから見ると1人でやっているほうがカッコよく見えるのかな・・・??
と思ったりもしますが、ちゃんと理由があります。 

書道家は生涯をかけて成長し続けるものです。
ある程度旬の時期、勢いのある時期というものはあるかもしれませんが、それも自分で決めることであて他人が決めることでは無いかもしれません。

また引退というものも無いかもしれません。
これは藤井碧峰育ての親、水上碧雲先生も仰ってます。

書道家は誰もが伸びしろを持っています。
一所にはとどまれないものです。
常に何か変化を求めていかなければ陳腐してしまいます。

そして変化をしていくにしても常に”他人の目”というのが大切です。
完璧な人はいません。
だからこそ他人の意見を取り入れ続ける必要があります。 

書道家として独立起業してもなお書道教室に通う理由

私は水上先生のもとで育ちましたが、現在はそこに通いつつも東京の石飛博光先生の書道教室にも通っています。

通うことは極めて大変ですが、富山でずっと育ってきた私からすれば多くの学びを得られ、また良き書道仲間にも恵まれました。

直接指導を受けるのと通信教育とではどうしても成果に差が出てしまいます。
先日の26日は東京の書道教室に行きましたが、交通費等を考えても極力東京に来るべきだと心のそこから感じました。

常に前に進み続けるためには良いスパイスを必要とします。
良き書道家になるためには師につくことは必然だと感じています。

書道家のホームページ等をご覧になった際に、
【〇〇先生に師事】
といった言葉を目にすることがあると思います。

これはちゃんと師を持ち、その場で学んできましたよという意味です。
師匠がどのような書道家だったかによって弟子の書は結構変わります。

私が東京の書道教室に通う理由は、自分の求めるものがあること。
そして色んなものを受け入れる大らかな方であること。
など色々あります。

書道家という存在は唯一無二の存在であって代わりのきく存在ではありません。
なのでその人に弟子入りして学ぶしかありません。

私は富山から東京まで通っている身ですが、石川県からも東京に通っている方がいると聞いておりますし、北海道や九州から東京に通われる方もいます。

書道という世界は距離をも超えた、大変奥深い世界だということです。
だから活字だらけになった現代においても、書に熱狂する人が沢山いるし、私のように書道家として独立起業する人もいます。

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師がいなくなってからも上手くいく人とそうじゃない人がいます。
これは学び続けることで前進されているようです。
書道には膨大な史料があります。
これを上手く活用していければ書の腕を磨くことができます。

しかし上手くいっている人も基本的には良き師から学んだ、書の学び方を基本とされています。
独学でいくのも良いですが、何を基本とするかを学ぶ上でも師を持つことがいかに大切なのかが分かります。  

どのような師匠に出会えるかはあなたの行動力次第と言っても良いでしょう。
良き出会いを。


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藤井 碧峰 (Fujii Hekiho)
〒939-1322
富山県砺波市中野252
090-6812-3391 
info@original-sho.com

【藤井碧峰書道教室】(https://original-sho.com/jetb/blog/2813/)
<砺波教室>
砺波まなび交流館
(富山県砺波市栄町717)
曜日:第1,3,4金曜日 9~12時&18~20時半まで

<金沢教室>
金沢市薬師谷公民館
(石川県金沢市不動寺町イ34−1)
曜日:第1,3,4水曜日(18~21時)
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この記事の著者

藤井碧峰

1990年2月富山県砺波市生まれ。平成生まれの若手書道家として、古典臨書に基づく正統派の書が持つ本物の字の良さを追求しながら、現代的で、誰よりも敷居の低い、身近な書道家を目指して活動しております。第七回比田井天来・小琴顕彰佐久全国臨書展 天来賞受賞。令和元年、日本三霊山 立山山頂 雄山神社峰本社に看板奉納。

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