全力で、最高に価値あるものをお届けする|地元砺波での活動
新しい提案が、ライバルのいない世界での戦いに繋がる
今年はずっと続けてきた金融機関での作品展示も無いのですが、最近特に新しい商品を生み出すことが楽しくて仕方ないので、そっち方面の活動が多くなりそうです。
地元砺波では日々若い仲間と、自分たちの事業の発展や地域の活性化を目指して活動し続けているのですが、ご活躍されてきた先輩方を称える際に、お世話になった感謝の気持ちも強く出て、新しい提案をすることに至りました。
僕が自らネットに出すことで真似られるのでは?と思う方も多いですが、最初に始めたのは藤井碧峰だという記録も残しておけば、ただのパクリであることを示せます。
真似られても自分以下にしかならないくらいの、圧倒的なクオリティーとパフォーマンスでお届けするのが、職人としてのスタンスです。
砺波商工会議所青年部 卒部者田楽のぼり


4名の先輩方のお名前を書かせていただきました。
•assist design→デザイン
•エスエス→生地印刷
•ウィズケイ→骨組み、電飾
•藤井碧峰→文字
砺波の4つの事業者がそれぞれの分野で仕事をして作り上げたのぼりですが、他にも大量ののぼりが上がる会場でも一際目立っていたとのことで大変光栄です。
田楽とは行灯(あんどん)のことなのですが、砺波の夜高まつりの行灯の技術を組み込んでいます。

デザイナーには字の構成について希望を伝え、字がうるさ過ぎず、誰かの字ばかりが目立たないように、それぞれが躍動感を出せるような形で、完成に結びつけました。
直筆ではなくプリントの場合に使う字の渇筆が非常に活き、電飾で中から照らされたこともあって、より字の生命感が表れたように思います。




一人ではできないことも、様々なシーンでタッグを組むことによって実現していく。
これが経済活動の楽しみです。
砺波商工会議所青年部 卒業証書

「卒部者を送る会」にて、卒部者4名に渡された卒業証書を書きました。
卒業証書を手書きで、と担当委員長から依頼をいただいたのですが、「飾っていただけない証書は書きたくないので、飾りたくなる誇らしいものを作りましょう」と、いつもの藤井節でお答えして、練りに練ってこんなレイアウトになっていきました。
仕事としてご依頼を頂いても、飾られないものを書いても誰のためにもならないからです。
また書き手として、飾られないものを書くことを良しとしているのは、自分の書に飾られるほどの価値が無いと言われているようなものなので、そういう信念を貫き通しています。




各卒部者が行ってこられた活動なども文の内容に影響し、想いのこもった”証書を超えた作品”になったのではないかと思います。
藤井碧峰の仕事は、人と人との関わり合いの中で、共に作品をつくり上げていくことを、起業時から大切にしてきました。
良い作品を書かせてくださった仲間と、卒部者の方々に感謝申し上げます。
お互いを知ることで次代をつくっていく
今回字を書かせていただいた方々は、それぞれに自分の商品を買っていただいたり、お仕事をお願いしていた方々で、そういうことも含めて今回の2件の制作は記念に残りました。
全ては書けませんが、ここにも記しておこうと思います。
寺田雄大さんは、㈱寺田で水道工事業、空調工事業をされているのですが、手書き表札と筆文字スタンプをご依頼いただきました。


僕は昨夏結婚し、8月半ばごろから同居したのですが、その直前に父親が準備していたバスユニットを取り付ける業者がいないという事件がありまして、必死で業者を探したところ繋がっていた寺田さんを見つけて、無理を承知でお願いしました。普通はユニットの購入と取付依頼を一緒にするので、、、
お盆前でしたが、本当に頑張っていただいて業者を見つけていただいて、無事新しい家族を招き入れることができました。
繋がりが無ければこんなお願いも許されなかったのかと思うと、本当に有難かったです。
富田哲夫さんは、株式会社富田建築の代表で建築工事業をされており、筆文字スタンプを色々と作らせていただきました。


何よりも、というところですが、藤井碧峰事務所の「碧山堂」は富田建築によって作っていただきました。
繋がりがあってこそのことですが、細かく話し合いを重ねて良い事務所にできて、本当に嬉しかったですね。碧山堂木製看板の製材もお願いしました。

天野修さんは、創業1901年の(有)天野餅店の代表として菓子製造販売をされており、手書き表札をご依頼いただきました。
砺波商工会議所青年部の会長をされていた時には、スローガン「好転力」の字を揮毫させていただきました。


僕の結婚に際しては、ご挨拶に伺う時にお菓子を準備したのが天野餅店さんでした。
そんなこと、当時は話せなかったのでご本人も知らないと思います笑
本江択さんは、鳶専門工事、仮設足場工事一式を手掛ける(株)ライフサービスの代表をされており、手書き表札を書かせていただきました。


顔が広い方で、いつもお忙しいはずなのにサラッと何でも行動されるスーパーマンのような方なのですが、本江さんのお力で砺波市の伝統行事、出町子供歌舞伎曳山のクラウドファンディングにも関わらせていただきました。
ご支援いただいた方々を記す木札の字を、杉の板に書かせていただきました。


皆さんについて書けることは沢山ありますが、普段ブログやSNSで書いていることは氷山の一角であって、裏での数えきれないほどの活動がこういったご縁に結びついています。
その中には奉仕活動に近いものも多くありますが、それもどう活かすかです。
地元にずっといたからこそできる地域貢献もあれば、外からやってきたからこそ見える砺波というものもあります。
人はそれぞれで、それを活かせるならそれで良いんです。
僕は僕で、今回の事例紹介のように普通のものは作りたくない。
特別なものを作るとしても、そこに確かな価値があるもの。
受け取った方が本当に喜んでくださるものを作りたいという信念があります。
世間から見ると明らかに変わった人ではありますが、事業の世界、ビジネスの世界では変わっていることは大きな武器です。
親しくしてくださっている4名の方々も、そういった点を認めてくださっていて、これからも力強く変わっている人でいたいなと思います。