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杵屋喜三郎先生の襲名記念演奏会へ|傍八灯 酒と酒肴訪問

先日の上京にて

十六世杵屋六左衛門、十六代杵屋喜三郎襲名記念演奏会

少し前のブログでも紹介しましたように、いつもお世話になっている長唄唄方の杵屋喜三郎先生よりご依頼を頂き、【十六世杵屋六左衛門、十六代杵屋喜三郎襲名記念演奏会】の題字揮毫を担当させていただきました。

そして11/14に上京して、襲名記念演奏会にお伺いしました。
初めて演奏を聴き、目にするということもあり、本当にこの日が楽しみでした。

杵屋喜三郎先生との出逢いは3年前ですが、お電話で名取札のご依頼を頂いた際に、本当に自分で良いのかとソワソワしたりもしました。
それでも気さくにお話いただけて、また北陸にも度々お越しになられているということで、いつかはお会いしたいと思っておりました。

会場のイイノホールに着いて、演奏中の曲が終わるなり運良く先生に初めてお目にかかることができました。
現地に着くなり、自分が題字揮毫したパンフレットを持ったお客様が沢山いらっしゃるのを見て、既に喜びで感情が高まっておりましたが、先生ご本人にお会いして尚更感激しました。

十六世杵屋六左衛門、十六代杵屋喜三郎襲名記念演奏会|書道家藤井碧峰

その後演奏を堪能してきたのですが、先に少しは長唄のことを調べていたものの、やはり実物に触れる、いや本物に触れることが何よりの学びになりました。
美しい唄と音色と、所作などの重ねられるところに、日本の美しさに対する感覚的なものをも感じられました。

先生が「今日最後に演奏する”風林火山”は本当に名曲で・・・」と仰っていたのですが、その意味を感じざるを得ないほどの圧巻の演奏で、それなりの演奏時間であったのにあっという間に感じるほどでした。
それ以上は今の自分には言葉にならず、心の内側に感じた熱いものを今後に活かしてみたいと思うのです。

当日は本当に嬉しい嬉しいと口に出していたのですが、自分が仕事を続けてきたなかで、先生のご襲名記念演奏会の場に立ち会えたということが幸せそのものでした。
十六世、十六代となると400年程の歴史です。

そのご襲名の場に自分が関われて本当に光栄でした。
こんな感激の時を今後も何度も経験できるか分かりませんが、自分に賭けて頑張ってみたいと思います。

五反田の【傍八灯 酒と酒肴】へ

イイノホールの後は、数年前に看板書きをさせていただいたお店【傍八灯 酒と酒肴(ぼうはてい さけとしゅこう)】に行ってきました。

傍八灯 酒と酒肴|筆文字制作・依頼|書道家藤井碧峰

ご依頼時から気持ちよくやりとりさせていただいて、本当に良い人がお店をされているんだなと思って、夢に出るほど行ってみたかったので嬉しかったですね。
際、お酒が心底お好きな方がお店をされているのも分かって、こだわりの料理の数々を堪能し、また楽しくお話できて、自分の中でこのお店が尚更自慢の存在となりました。

酒と酒肴の名前には、日本酒がメインで、空腹を満たす事が出来、グループでわいわい楽しむ事が出来る居酒屋とは違い、選ばれたお酒と味を追求した当て(おつまみ)を自分流に合わせて自分時間をゆっくり楽しんで欲しいいう意味が込められているのですが、このお店の特徴というのは実際のお店に行ってメニューを見るとよく分かりました。

傍八灯 酒と酒肴|筆文字制作・依頼|書道家藤井碧峰

最近になって地元富山の井波彫刻の職人に自分の字を彫っていただく機会も増えましたが、それまでで言うとこのお店の看板が初めて自分の字を彫られたものになります。
看板に使った板の質感に艶ありで墨入れされた字が似合っております。

似合っていると感じたのは、このお店の位置するところが五反田のすぐ近くで、結構賑やかな雰囲気の場所だからそう感じました。
直接その場に足を運んだからこそ見えて、直接お会いしたからこそ聞くことのできる話もあります。

前職も現場事務をしていたからか、やはり現場に訪れることに大きな意味を感じます。
まだまだ行けていない店もありますが、現場にこだわって動いていこうと思います。

こちらのお店で揮毫したのは、
・傍八灯 酒と酒肴
・ようこそいらっしゃいませ
・一期一會

の字です。

お店に行かれた際には是非ご覧くださいね。

傍八灯 酒と酒肴|筆文字制作・依頼|書道家藤井碧峰

〇傍八灯 酒と酒肴
住所 : 東京都品川区東五反田1-14-15-1F
営業時間 : 17:00~23:00(L.O22:00)
定休日:土、日、祝
ヒトサラ紹介ページ:傍八灯 酒と酒肴 五反田/和食 | ヒトサラ (hitosara.com)

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