藤井碧峰|正統派書道家 正統派書道家 藤井碧峰|古典臨書に基づく正統派の書が持つ本物の字の良さを追求し、書作品やオリジナル商品、筆文字ロゴ等を制作販売しております。命名書、表札、色紙作品、筆文字Tシャツなど幅広く手掛けており、平成生まれの若手書道家として現代的で、誰よりも敷居の低い、身近な書道家を目指しています。富山、石川にて書道教室も開講中。

何がキャリアになるのか?キャリアとは自分の経験した仕事を肯定すること

前職の退職から5年経った人のキャリアに対する考え

明日3月31日で前職の退職から5年が経った人になります。
 

 
先日大学の後輩と久しぶりに会って最近の状況とか色々お話していたのですが、僕は前の会社のことを良い会社だと相当言ってしまっているようです。(良いことですが笑)
今週もとある企業の方とお話していましたが、やはりそのようです。
多分元同僚から見ると到底そんな風に見れない、相当シビアな仕事環境で生きてましたけどね。
 
そんな自分の言動を見つめてみると、キャリアとは自分の生きてきた実績なのであって、それをまず肯定しないことには今や未来に活用しにくいのではと考えたのであります。
良いものだったと捉えられないと活かせません。
  
他所で働いていた時、何かと会社の文句ばかり言っている人がいて、「それなら辞めてみれば良いじゃない」とか思って様子を見ていたのですが、案外辞めていないものですね。笑
その嫌々働いているという状況下では、目の前で行っていること、周りの物事の見え方が違います。
当然それらに対して考えること、仕事内容への理解度が違いますし、成長レベルに差がでます。
 
成長レベルに差が出ると言うことは実績も伴わないし、万が一転職をする時になっても”自分の価値”が分からないということに繋がります。
自分のやってきた確かな実績が無ければ価値を見出してくれる企業は少ないのだから、自動的に選択肢は限られてきます、と。
結局は相手に”絶対ウチに来て欲しい!”と思わせないと、雇用側、労働側ともに良い出逢いには結び付きにくいのですね。
 

無職の時、仕事が無い時に、特に仕事のありがたみが分かる

絶景写真
 
2018年3月31日が退職の日でしたが、そこから6月半ばまで完全に無職状態でした。
実際にはもっとフラフラして、4月に九州方面へ12日間の旅に出ていたのですが、夏になれば北海道に旅に行きたいと思っていました。
 
家の環境がそうはさせないですね。
実家に住んでいると家族に「そろそろ動き出せ」「家でグダグダしてたらダメ人間になるぞ」とか言われるわけです。
そんなのやってみないと分からないじゃないですか笑
 
ただこの数か月間の内に、無職の弱さだとか、会社の看板を失った自分の脆さだとか、言葉にできない不安だとか、知ることとなりました。
平日に街の商業施設で知人親子を見た時、見つからないようにしていようとする自分がいました。
相手は自分がどこで働いてて、いつ休日とか知らないのだろうけど、無職でフラフラしてると見られたくなかったんですね。
 
今思うと、しっかりしているところしか見せたくないというプライドがあったのかもしれません。
前職でやってきた仕事の社会的な重要さに対して、そこで6年間意志を持ってちゃんと勤め上げてきたことが、こんな自分を作り上げている気がしてならないのです。
 
それから起業しても、周りにはそのことを堂々と言えませんでした。
書道用品店に書道家になったと言ったのも何か月も経ってから。
 
無職だ、仕事が無い。
これは社会における自分の需要が無いこと、生きる価値が無いことを意味するようにさえ感じました。
その割に税金や年金はちゃんと取られていく仕組みがあって、生きることは罪だとも感じました。
 
けんしん藤井碧峰書作展2021作品紹介
 
働ける、収入を得られるということは幸せなことです。
それを深く感じられたのも、あの数か月間があったから。
会社辞めた人が次の場所にすぐに行くのももったいないと感じるくらい、大切な空白の時間でした。
 
何も無いから、考えるのです。
考えるわりには、何もできないのです。
何もできないから、不安になるのです。
 
そこには勇気を持って一歩を踏み出すことの、度胸試しのようなものもありました。
あの地に足のついていない、ずっと浮遊している感覚は言葉にできません。

この記事を書いた人

書道家 藤井碧峰

1990年2月富山県砺波市生まれ。平成生まれの若手書道家として、古典臨書に基づく正統派の書が持つ本物の字の良さを追求しながら、現代的で、誰よりも敷居の低い、身近な書道家を目指して活動しております。第七回比田井天来・小琴顕彰佐久全国臨書展 天来賞受賞。令和元年、日本三霊山 立山山頂 雄山神社峰本社に看板奉納。

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