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作品を届けるということ。起業時の想いを永遠に。

作品を届けるということ

書道家 藤井碧峰作品

最近作品の納品が続いて、富山県内は直接お渡ししに行っているのですが、先日もそんな日でした。

やはり人とお会いして話すのが楽しいし、大切だなと感じます。
その人がどんな想いでお求めになったのか、それを耳にすることで、この仕事の価値を再認識するのです。
それが例え、お会いできなくてメールでのやりとりであっても、相手が心の底から喜んで頂けた時は文面から気持ちが凄く伝わってきて、やはり言葉にできないほど嬉しいです。

そうしてこの仕事を通して、言葉にできない瞬間を何度も経験しました。
今になって思うのです。この人生はそういった瞬間を沢山経験できれば勝ちなんじゃないかと。
やるからには他の誰にも代えられない仕事をしたいですし、それは自分で作品を作るという時点で達成されているような気もしますが、それに加えてもっと何かが必要な気がしています。

「想」藤井碧峰書道教室

何度かこの話についてこのブログでも触れておりますが、私が会社員時代に良い仕事の仕方を沢山学ばせて頂いてお世話になった恩人が、私に「藤井、いつか一筆書いてくれよ」とよく仰っていたのですが、当時の自分が自信が無さすぎるが故に生前に作品を届けられず、その取り返しのつかない後悔からこの書道家の旅は始まりました。

正しいと信じた道を貫く。
こんな自分であっても、真剣に向き合ってくれる人には精一杯の誠意でお返しする。
そんな想いから【義】と【誠】の精神を大切にしてきました。

自分を必要としてくださった方に、「まだまだ実力が無いから」と断るのは自分の怠慢でしかありません。
多分、そのまま会社員を続けていたら、ずっとその言い訳をしながら書かない年月を重ねたことでしょう。
実力に言い訳をしたくないがために、自分の全てを注ぎ込めるよう起業して書道家になりました。 
ご依頼を頂けるようになる道のりも大変でしたが、こんな自分でも必要とされていることに感謝する日々です。

書道家 藤井碧峰作品集

この『道』という作品は、母校で講演した際の思い出の作品で、画材屋さんで沢山悩んで作ったお気に入りの一品です。
先日お問い合わせがあり、お譲りするか悩みましたが、やはり亡き恩人への誓いを胸に送り出しました。
欲してくださる方のもとへ出した方が作品も喜ぶと思うのです。

作品を売買していると必ず勘違いしている誰かがこの活動を妬んだり僻んだりしてきますが、私には関係ありません。
正しいと信じた道を貫く。
こんな自分であっても、真剣に向き合ってくれる人には精一杯の誠意でお返しする。 
それが私の生きる道だと信じているし、これからどういう形になっても変わらないことだけは断言できます。

書道家 藤井碧峰作品集

作品を届けることを第一に考えてきたが故に、書道教室をしないことを前提に事業が始まりました。
それは収益性を考えた際に不安定になるのは当然なのですが、その不安定な中にも安定を作り出すことを課題としているため問題ありません。
物事は難しいからこそ楽しいものなのです。

こう述べるとお金に悩まされる日々があったのは言うまでもないことなのですが、”どうすれば必要として頂けるか”ということを考えていくと、その先に多くの人の想いが見えてきました。
それは最初のうちは見えなかったのですが、命名書や表札を含む多くの作品をお届けして、思いもよらなかった嬉しいお言葉の数々を頂いて、この書道家の仕事をする側の身として求められていることが分かったのです。
こればかりは本を読んでも、何かのビジネスのセミナーを受けて分かる、という問題でもありません。
周りに諭されることなく、純粋に感じたままに受け止めて考え、実行して確かめるという、このサイクルが良かったのだと思います。

この世界で長く居続けるには、書道界に認められることより一般の方々の支持を頂くほかありません。
書道界で腕を磨きながら、とにかく一人でも多くの求めてくださる方にお会いしてお話したい。
コロナ禍で簡単に身動きが出来ない日々があるのは事実ですが、自分にとってもお客様にとっても大切な時間を共有できるように、この時を走り続けたいものです。

この記事の著者

藤井碧峰

1990年2月富山県砺波市生まれ。平成生まれの若手書道家として、古典臨書に基づく正統派の書が持つ本物の字の良さを追求しながら、現代的で、誰よりも敷居の低い、身近な書道家を目指して活動しております。第七回比田井天来・小琴顕彰佐久全国臨書展 天来賞受賞。令和元年、日本三霊山 立山山頂 雄山神社峰本社に看板奉納。

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