10/12開催【郡上踊りin富山】題字と【猫殿】題字(京都仁和寺で展示) | 藤井碧峰|正統派書道家

INFORMATION

BLOG 書道・筆文字

10/12開催【郡上踊りin富山】題字と【猫殿】題字(京都仁和寺で展示)

10/12開催!【郡上踊りin富山】題字揮毫

【郡上踊りin富山】題字揮毫|2025年10月12日NHK富山跡地にて|書道家藤井碧峰

10月12日(日)に富山市新総曲輪(NHK富山放送局跡地)にて開催される、【郡上踊りin富山】の題字揮毫をさせていただきました。

お話を頂いてすぐに郡上おどりの動画を見て、イメージを浮かべながら字自体が踊り出すような躍動感を大切にして書きました。
上下のバランスも含めて狙い通り、非常にお気に入りの字になりました。

Google AI様による概要によりますと、

郡上おどり(ぐじょうおどり)は、岐阜県郡上市八幡町で行われる、約400年の歴史を持つ日本三大盆踊りの一つで、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。7月12日の「おどり発祥祭」に始まり、お盆の期間に行われる「徹夜おどり」がクライマックスで、夜通し踊り明かします。

とのことで、詳しくはTABITABI郡上さんホームページへ。
そして、何故富山で郡上おどりをするかと、先ほどのチラシの裏側にも掲載されているのですが、、、

【郡上踊りin富山】題字揮毫|2025年10月12日NHK富山跡地にて|書道家藤井碧峰

少し違った文でInstagram(@gujo_odori_tmyama)に掲載されていたので引用いたします。

ある人が言った
「いままで旅行した中で、一番良かったのは郡上八幡」

その言葉を頼りに行った、岐阜県郡上

山に囲まれた小さな町、錦鯉が泳ぐ清らかな水路、古い町並み、吉田川の流れ、仰げば山上の天守閣
静かで、山の緑と水の流れと歴史を具現化したような美しい町

夜には一変
郡上踊り

日中は静かな町の通りが、踊り場と化す
地元の人も観光客も外国人も、みんな一緒になって踊る
踊りの上手い、下手なんてどうでもいい
踊りの輪に入れば「誰もどなたも主人公」
お囃子に合わせてみんなの手が動く
ジャッ、ジャッという下駄の音

踊る人、一人一人がイキイキと楽しそうで、その場全体が一種異様な生命力と輝きを放っていた

この雰囲気、この熱気をそのまま富山に持って来れないか?

そう思ってスタートしたのが「郡上踊りin富山」

当日限りはNHK跡地が郡上八幡
どうぞみなさん、郡上おどり保存会の生のお囃子に合わせて、踊りを楽しみましょう!

というわけで僕も当日は現地で郡上おどりの雰囲気を楽しみに行く予定です。

郡上市は砺波市民の自分としては、国道156号線で繋がっている身近なイメージで、範囲が広く、個人的に行ったひるがの高原・分水嶺、牧歌の里、夫婦滝、阿弥陀ヶ滝、スキー場もいくつかあり、見所が多くて観光に魅力的な場所です。
是非そちらの魅力も知っていただけれると、自然が好きな自分としては嬉しいです。

【郡上市高鷲町】自然風景ギャラリー「春夏秋冬」
夫婦滝
【岐阜|ひるがの高原】

ひるがの高原

阿弥陀ヶ滝|岐阜県白鳥町
阿弥陀ヶ滝

【猫殿】題字揮毫|京都・仁和寺で展示

9月12~16日まで京都仁和寺の黒書院にて「金の犬殿 銀の犬殿展」が行われていたのですが、2022年に完成の【犬殿】と、今回の展示に合わせて揮毫した【猫殿】が活躍しておりました。
2022年6月の記事はこちら→【犬殿(いぬどの)の扁額を揮毫 | 文化財構造計画様】

金の犬殿は7月9日、10日と大阪万博でも展示されていたとのことですが、今回はこちらの画像の「犬殿」の扁額を「猫殿」に変えた仕様で展示されていました。(「金の犬殿プロジェクト」ホームページから画像拝借)

【猫殿】揮毫|京都仁和寺「金の犬殿・銅の犬殿展」にて|書道家藤井碧峰
【猫殿】揮毫|京都仁和寺「金の犬殿・銅の犬殿展」にて|書道家藤井碧峰

昨年から我が家も猫を飼っているので、お話があったのもご縁かなと思ったりで嬉しかったです。(犬は小さい頃からずっと飼っています)
ちなみに以前発表されていた犬殿は、銅板屋根であることから「銅の犬殿」となりました。

犬殿(いぬどの)の扁額を揮毫 | 文化財構造計画様
犬殿(いぬどの)の扁額を揮毫 | 文化財構造計画様

この仁和寺に合わせて、何故猫殿になったのかという点ですが、先ほどのホームページから引用しますと、、、

仁和寺を創建された宇多天皇は、自身の日記である「寛平御記(かんぴょうぎょき)」に、飼い猫についての記述を残しております。日記には、「その毛色は類いまれで、他の猫はどこかぼやけた灰黒色なのに比べ、うちの猫だけは墨のような漆黒の毛色で美しい」や「歩くときは音もなく、まるで雲上の黒い竜のようだ」などといった溺愛ぶりが書かれており、現代の「猫ブログ」に通じる日本で最古のペット日記と言われております。

今回はその故事にちなんで、犬殿を住処とする高貴な猫と犬たちを表現しました。

「うちの猫だけは・・・」という気持ちよく分かります笑
我が家の三毛猫も凄く可愛いのです。

猫|書道家藤井碧峰
【猫殿】揮毫|京都仁和寺「金の犬殿・銅の犬殿展」にて|書道家藤井碧峰

小さな扁額と言えど、そこに確かにある、そんな字になりました。
犬殿プロジェクトは伝統の継承も目的にして始まりましたが、僕の中に伝統は無くても書道の世界の中で脈々と受け継がれる”古典に根ざした書”を今回も揮毫したというところです。

何がきっかけになるかは分からないながらも、一人でも多くの方の興味をひき、良い伝統が次の時代へと繋がっていくことを祈っております。

〇Instagram 金の犬殿→@kin_no_inudono

プライバシーポリシー / 特定商取引に基づく表記

Copyright © 2018 藤井碧峰|正統派書道家. All rights Reserved.
ショップリンク