藤井碧峰
1990年2月富山県砺波市生まれ。平成生まれの若手書道家として、古典臨書に基づく正統派の書が持つ本物の字の良さを追求しながら、現代的で、誰よりも敷居の低い、身近な書道家を目指して活動しております。第七回比田井天来・小琴顕彰佐久全国臨書展 天来賞受賞。令和元年、日本三霊山 立山山頂 雄山神社峰本社に看板奉納。
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自然と心掛けてきたことですが、お会いした相手の方に恥をかかせないということを気をつけてきました。
それは誰かと久しぶりに再会した際に、
「お久しぶりです。」
「覚えていますか?」
「おー、○○さん!」
という感じで話しかけないこと。
それで言われた側からすると、名前出てこなかったり、何者か分からなかった場合に恥をかくわけです。
恥までいかなくても、申し訳ない気持ちになる。
相手の方が目上の方なら尚更気をつけなければいけません。
こういう時自分はどうするかと言うと、、、
「富山の藤井碧峰です。お久しぶりです。」
「セリカ(以前乗っていた車の名前)の藤井です。」
と先に自分の名前を名乗ります。
しかも、相手の方との共通項から思い出しやすい、印象に残っていそうなフレーズを入れて。
「私のこと覚えてます?」って聞く人もいますが、自意識過剰に見られるので要注意です。
僕の場合、何でこういう風に心掛けるようになったかというと、自分の影が薄いのできっと記憶されていないだろうと思っているからです。
相当なマイナス思考ですが、マイナス思考は次に起こる良くない事象を予め防ぐ目的で使用すれば、良い武器になるものです。
世の中に政治家と呼ばれる方々で、時々滑稽だなと感じるのは、みんなが共通で認識している問題のあることを、一生懸命に「問題だ、問題だ!」と言っているような人が割と多いことです。
しかも誰かが解決案を提案しても、それには批判するけど他に提案もできないという状態。
これ政治家だから目につくのかもしれませんが、割と身の回りにも似たようなことは多いです。
特に僕は起業家、挑戦者として歩んできたが故に、相当は反対意見というか批判されてここまできました。
・そんなん絶対無理やわ
・そんなやり方しとっても毛頭あかんちゃ
・もっと売上上げないといけないよ
など、この類の言葉を幾度となく受けてきましたが、冷静にお答えすると起業家、挑戦者からすると、それは無責任な人の発する言葉だと認識しています。
アドバイスでも何でもない、ただの侮辱になっています。
「こんちくしょう!」と、逆に燃え上がれるタイプなら良いですが、精神論で済む話なら誰も苦労しません。
ここで起業家、挑戦者の欲しい声は、「その具体的な根拠は?」「ではどうすれば良いのか?」という問いに対する答えではないでしょうか?
仮にも僕は起業家、挑戦者の一人として、そう思っていました。
「もっと売上上げないといけんよ」という言葉に対して、「はい。分かりました。」で終わる話なら良いですが、それに対する打開策は何なのでしょうか。
そもそもが無理だと思われていることに挑戦しているんだから、それを無理と言うのは誰でも言えるので、言うくらいなら言わない方がマシです。
周りの熱心に何かに挑戦している人に対して、何でも言わないことも一つの礼儀であり、敬意の持ち方の一つだと思います。
良かれと思って言っているアドバイスも割とストレスにしかならない場合もありますから、言う側の緊張感も必要かもしれません。
根拠が大切だという点で言えば・・・
自分のように商品開発をして販売する場合は、欲しいというか”お金を出し”買ってくれる人”の意見を聞くべきです。
その理由は欲しくない人は、好き放題言うだけで現実に見合っていない意見ばかりだからです。
買ってくれる人は買ってくれた理由、つまりは根拠となるものがあるから買っているはずで、それを知ることが大きな前進となります。
好き放題言っている人や、「良い、欲しい」と言って結局買わない人は、どうしてもいます。
それはご縁が無いということです。
本当に良いものを作っていて、真っ当な価格で世に出しているという前提で。
一度欲しいと言われたのに購入に結びつかなかった場合、あなたの商品を買わないのではなく、”人間としてたどり着けていない”というような考え方もあり、経営者の中で時々そういう話も耳にします。
個人的には、そう思えるほど良いものを作るという緊張感を持って仕事に向き合っていたいと思います。
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