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能登半島地震に関して我々がすべきこと

能登半島地震から1週間が経ち、考えたこと

能登半島地震に関して、被災地が極めて身近な地域である人間として、我々は何をすべきか色々と考えていました。
具体的には5日頃に考えが固まりまして、それを記します。
結論から申し上げますと、今回チャリティー活動は行いません。

【能登・椿展望台】自然風景ギャラリー「春夏秋冬」
【石川|能登・椿展望台】
【能登金剛】自然風景ギャラリー「春夏秋冬」
【石川|能登金剛】

2018年9月6日に発生した北海道胆振東部地震の際に、私と書友と共同で【北海道胆振東部地震支援企画チャリティー】を行いました。
地震が起きた日にこの時のことが頭に浮かび、またチャリティーをすることを真剣に検討しました。
しかし、仮にまた誰かとやるにしても協力してくださる想いの強い方がいるのか否か、それとも単独でいくべきか等、色々頭を悩ませました。

チャリティーを行うにあたって、前回の経験をもとに判断をしました。
・それなりに物量を生み出せないのならチャリティーの意味がない。協力してくださる方の社会的な生産性も落としてはいけない。
・私はともかく、他の方の書も「欲しい!」と思わせるような魅力があることが大切で、人を選ぶにも相当慎重にならざるを得ない(書友が増えすぎて)
・Tシャツ等のグッズを製作する場合は、私が主体となってデザインの編集をする必要があり、その労力が凄まじい
物品販売を利用してお金を集め、義援金をおくる過程にロスが大きいのではないか
(Tシャツを取り扱うにしても、諸経費分を引く必要があり、そのお金自体が直接義援金になれば良いのでは?)

北海道胆振東部地震支援企画チャリティーTシャツ

一方で、形になったグッズがあれば、それを目にしたり身につけることで、被災地への想いを強く持つことができるという大きなメリットがあります。
被災地に対して「頑張れ」と言うことは他人事のようで、「我々も一緒に頑張ろう!」というのがチーム日本として大切だからです。

このような考え方のもとで、経済学を学んでいる人間として一つ答えを出しました。
2018年9月の時は、まだ書家としても成り立っておらず、事業としてもアルバイト以下の規模で全くの無名。
何をするにも力不足でした。
だからこそ、チャリティーという形で他の魅力ある書を届ける友人と組んで商品を作り出し、買っていただいた方と復興への想いを共有し、少しでも義援金を生み出すことが最適解でした。

富山県信用組合にて藤井碧峰書作展2023

今は事業も軌道に乗り、仕事人としてもかなりの生産能力を持つようになりました。
ただし、それは一人の人間で行う事業としてであり、お手伝いさんがいない以上は自分が常に本業に集中できてこそ成立する話です。

藤井碧峰の事業の理念は【本物の字を多くの方に届けること】です。
これによって、より豊かな生活を手に入れていただいたり、関わった事業がより発展すること、それによって経済を盛り上げていくことを意識して、書家として、活動家として歩んできました。
一人でも多くの方に満足していただくこと、幸せになっていただくこと、元気になっていただくこと。
いわば、”前向きな気持ち”になっていただくことが私の使命です。

それが私の仕事でして、限りあるリソースを他に向けることによって、本来集中して行うべき仕事にロスが生じると本末転倒です。
仕事人として普段通り、いや、被災地への想いを強く持って一人でも多くの方に前向きになっていただく努力活動をした方が、回りまわって被災地の復興に役立つ、という流れがはっきりと見えました。
能登半島地震の被災地復興への貢献活動として分かりやすい活動ではないのですが、今の自分の能力と照らし合わせた際に最適解と捉えました。

別所岳スカイデッキ|石川県七尾市
【石川|別所岳スカイデッキ|石川県七尾市】

多くの皆様におかれましても、(何か直接被災地に行動を起こすにしても)普段の生活においては極力経済活動を止めずに、いつも通りの生活をしていくことが極めて大切だと考えております。
この状況下で多くの人の気分が落ち込めば自粛ムードになり、経済が更に落ち込んでしまえば共倒れになってしまい、更なる被害を生み出してしまいます。

世の中の循環を考えて、それぞれの為すべきことを堂々とやっていこうじゃありませんか。
私も堂々とやってまいります。

【1/23(火)縁空×書道家藤井碧峰×菓子処あら木 美文字講座と和スイーツ】開催

1月23日(火)の13時半~15時半、砺波市の縁空さんでペン字講座&和スイーツ会を行います。

本当でしたらもっと早くに告知する予定でしたが、年始に発生した能登半島地震の状況から開催を判断しかねて、このタイミングでの告知となりました。

世の中的には自粛されるイベントも多いようですが、震災復興に向けて青年経済人として最初にできることは、極力経済活動を止めずに、いつも通りの生活をしていくことだと考えております。
自粛しても世の中にとってプラスになることは限られていますからね。

このイベントはご参加いただいた方々にお喜びいただくため、前向きになれるお時間を過ごしていただくために、絶え間なく進化してきました。
こんな状況下だからこそ、このイベントの存在意義があると信じています。

皆様のご参加、心よりお待ちしております。

[定員 先着10名様]
〜お問い合わせ〜
縁空 0763-23-6399まで
ご連絡お待ちしております。

@enkuu1203 縁空さん
@yushi_araki 菓子処あら木さん

イベント紹介ページ↓
https://original-sho.com/blog/7938/

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