藤井碧峰
1990年2月富山県砺波市生まれ。平成生まれの若手書道家として、古典臨書に基づく正統派の書が持つ本物の字の良さを追求しながら、現代的で、誰よりも敷居の低い、身近な書道家を目指して活動しております。第七回比田井天来・小琴顕彰佐久全国臨書展 天来賞受賞。令和元年、日本三霊山 立山山頂 雄山神社峰本社に看板奉納。
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着飾らないのが自分の良さと知っているので、憂鬱だった日々と、その改善について触れてみます。
元々仕事が仕事だけに建物の中に居ることがほとんどで、コロナ禍になってからは益々外に出る機会も減り、色々行き詰まりを感じていました。
どうしても家の中ばかりいるとストレスに感じることが多く、5月の北陸銀行砺波支店での作品展示のために3、4月制作を頑張っていた時に結構苦しみまして。
それでもそこは、ここまでの想いを全て出し切るつもりで乗り切り、藤井碧峰の底力を見せたような良い展示になりました。
5月からは”これじゃいかん”と思い外に出る機会を増やしました。
仕事の時間も大切だけど、それ以外の時間も充実させないと、この先は無いような気がしていたのが今年の年明けでした。
起業5周年というのは、あくまでも一つの指標でしかないかもしれませんが、常に変化し、人間として前進していくことが求められているのだと思います。
その求めるところが自然に触れたり、新しいものに触れて栄養補給するということでした。
写真があり過ぎるので簡単な文章と共に紹介いたします。
こちらは高岡市の雨晴海岸へ行った時の写真ですね。
この時期にしては過去一番立山連峰がしっかりと見えて綺麗でした。
なお、相変わらず2万円台のデジカメで撮影しております笑
石川県金沢市にある医王山ビジターセンターから行った三色泉、大沼(上にあるのが鳶岩)、三蛇ヶ滝の写真。
医王山は富山、石川にまたがる山で、自宅からも見える山なので身近に感じていたつもりでしたが、ハイキングの場所としてこれほど魅力的だとは知りませんでした。
三色泉は何とも言えない緑の美しさがあると思います。
そんな医王山の福光側(南砺市)にある石碑。
この【松村松宇・卓堂二君碑】は地元富山で圧倒的に知名度のある政治家、松村謙三氏が29歳の時に自ら顔真卿の多寶塔碑の拓本から集字して作ったという、異質の石碑です。
こちらは射水市の串田新遺跡です。
会社員時代の通勤路の近くにあり、退職後も割と近くに行くのに足を運べていなかった場所です。
縄文時代の土器、石器や、古墳時代の古墳があり、歴史ある場所であることが感じられます。
久しぶりに登山した立山町の尖山。
と言ってもトレーニング目的で、横江駅から行って1時間以内に登頂&下山というハードプランでした。
登山に詳しい人と行くと、自分の歩き方の問題点などが浮き彫りになって良かったですよ。
こちら石川県白山市の白山比咩神社の参道。
これまでも近くを通ることが何度かありましたが、初めてお参りしました。
ご縁をくくるという菊理媛神(くくりひめのかみ)の神社で、全国に2,000社以上ある白山神社の総本社ということです。
参道に趣があって良いです。
こちらは石川県七尾市の七尾食祭市場より見た海と、別所岳スカイデッキ能登ゆめてらすからの景色と、そこにいたヤギさん。
ヤギさんの写真がなかなか良いなと思うのですが、いかがでしょうか笑
地震で大変だった能登ですが、また半島の先の方へも足をのばしたいものです。
小矢部市の新幹線の線路近くにある【北征弔忠之碑】。
碑額はあの東郷平八郎が書いたもので、力強さが何とも言えない魅力を放っていました。
背面は日下部鳴鶴(東作)先生。
石が良いせいか、非常に状態が良い石碑でした。
富山市猪谷の常虹の滝。
以前行った時は流しそうめんもやっていましたが、そんなことも昔のことなのか遊歩道には少し規制が掛かっておりました。
それでも車で近くまで行けるため、暑い夏に涼を求めるのにも魅力的な場所です。
こちらは富山市猿倉山展望台「風の城」より見た富山平野。
下を写すと電線写るので、上を多く写してみましたが、世界が広く見えますね。
次の写真は、定期的に訪れる雄山神社中宮祈願殿(芦峅寺)。
青空の日は緑がより活き活きとしているように感じられます。
閑乗寺高原からの砺波平野。
我々の生きる砺波平野も、こうして見てみると特別なものを感じられるかもしれません。
南砺市城端、城端別院善徳寺の虫干法会にて。
ちょっとした美術館より多く、魅力的な展示物の数々に驚きでした。
そもそも大きなお寺さんなので、その中を色々歩き回れるのも魅力的でしたね。
立野原監的壕にも行きましたが、外から見た画像は無いのでググってみてください。笑
何気ない綺麗な立野原の風景のなかに、こういった戦争の爪痕があるのは驚きですよね。
起業してからの5年間は、とにかく事業のために生きてきた日々でした。
多くの犠牲を伴いながら突き進んできましたが、犠牲が大きいが故に今もこうして生き残ることができているのだと思います。
書道家を目指している誰かがこの投稿の数々を見ていたとして、決して真似してほしくないのですが、ほとんどの場合は心や身体を壊すでしょう。
僕自身、そんなに強くないので結構ギリギリでやってきています。
会社員時代にかなりの無理を経験しているが故に、自分の限界も分かっているつもりです。
それでも命をかけてやってきたのは、自分が極めて難しいこのゲームに挑むことに大義名分があったためです。
そんな時に頼りになるのが息抜きできる対象ですかね。
自然探索、卓球、スキー、車、読書等、色々と自分には趣味がありますが、自然に触れることは最近少なかっただけに、ここ数か月間自然に触れたことがどれだけ自分に良い影響を及ぼすか、それを実感できた気がします。
『人生はやったもん勝ち』
銀行展の作品を書いていた時に、試し書きしていたものです。
仮に誰か一緒に行ってくれる人がいなくても、自ら一歩踏み出しましょう。
やっているうちに仲間になるべき人が現れるはずです。
そんな人が現れないうちは行動が足りなかったり、自分が足りないだけ。
自分は挑戦者ですが、積極的に物事を動かそうとはしない。
だけど常にどこかへ向かっていて、自分を高めているうちに、良い出逢いを得たり、運を手にしている。
そんな5年間の旅でした。
これからも書道家として誠心誠意活動してまいります。
ただそれだけでは豊かになり切れないし、行き詰ってしまうから、人間らしく生きていきたいと思います。
人間らしいとはどういうことなのか上手く言い表せませんが、豊かさを求めていたいと思います。
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