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「速筆サイン」「花押」の制作と「実用書」

速筆サイン、花押も制作!

昨年からひっそり始めていた仕事ですが、サインを仕事上で書かなければいけない経営者向けに、【速筆サイン制作】を承っておりました。

中身は、
・花押
・通常の名前(漢字)速書き
・アルファベットサイン
の3種類です。

これを最初に依頼されたのが、令和2年度日本商工会議所青年部会長を務められた、米良充朝さん。
6年前に出逢い、御子息の命名書の制作を受けさせていただいたりというご縁があるのですが、「海外との取引が増えてきて、サインする機会も増えてきて、作ってほしい」と連絡があったのです。

それで作り方も分からないので、色々と調べながら時間を掛けて、以下の点を大切にしながら作っていきました。
・何故書道家がサインを作るのかを問う
・自分の思う、筆字のかっこいい要素を取り入れる
・再現性があること
・歴史上の人物、歴代首相の花押に混ざっても遜色ない雰囲気の花押
・その方の今後更なる発展を予期させる雰囲気のサイン
・一般的によく使われる道具を使用してのサイン開発

言うだけ簡単ですが、、、笑
どの作品の制作でも、地道に字典を開いて字形の確認をする身としては、正統な書の良さを取り入れたいなと思い、その方の名前の字をニュアンスとして取り入れたいと考えました。

こんな時でも正統派の書を基調として制作すれば、千数百年の年を超えて存在し続けるだけに、格好良さのみならず、品格の高さを表すことができるのではないか。
出来上がった花押、サインの数々も、何度も見ながらボツにしたり、新しく生み出したり、改善することを繰り返し、2ヶ月ほどしてようやく完成させたという流れです。

脳内で考えていたことは「書く際の要点まとめ」として記載し、再現性を高めるようにしています。
こういう時に書道教室やペン字講座の講師をやっているのが活きますね。
赤ペン先生って感じです(笑)

この後、令和7年度日本商工会議所青年部会長の小野知一郎さんにもご依頼いただいて、同じく花押、速筆サインを作らせていただいたのですが、やはり1ヶ月半は掛かりますね、、、
アルファベットも全て書けば良いというわけでなく、一部省略しながらの方が速筆に繋がり、そこの判断も含めてセンスが試されるなと感じた次第です。

昨日も3件目の制作となった速筆サインを納品してきたところで、これから商品ページを設けて商品化するか悩むところですが、時間が掛かるだけに大量生産ができない&制作費は【44,000円〜】となります。
数を絞りつつ、息を長くしてお待ちいただける方限定の、仕事としてやるのは良いかもですね。
気になった方はお問い合わせくださいね。

ここ半年の藤井碧峰の実用書

そんな経営者にとっての実用書を制作させていただいた藤井碧峰の実用書を半年くらい振り返ります。
取り上げるのは競書誌書道日本に出している課題の、
・ボールペン字
・暮らしの書(筆ペンor小筆)
の作品画像になります。

「速筆サイン」「花押」の制作と「実用書」|書道家藤井碧峰
「速筆サイン」「花押」の制作と「実用書」|書道家藤井碧峰
「速筆サイン」「花押」の制作と「実用書」|書道家藤井碧峰

ボールペンは当初は油性タイプを使っておりましたが、慣れてくるとジェルタイプのほうが強弱がつくし、黒が強くて良いですね。
そんな理由もあって、先に紹介した速筆サインも、基本はジェルタイプのボールペンで書く前提で組み立ててあります。
暮らしの書のほうは、写経筆・小筆で書いたり、筆ペン数種類で書いたりと色々試しています。

「速筆サイン」「花押」の制作と「実用書」|書道家藤井碧峰
「速筆サイン」「花押」の制作と「実用書」|書道家藤井碧峰
「速筆サイン」「花押」の制作と「実用書」|書道家藤井碧峰
「速筆サイン」「花押」の制作と「実用書」|書道家藤井碧峰

当然このサイズの字として書きやすい筆が出てくるのですが、書道教室、ペン字講座を運営している身としては、生徒さんがいつでも使いやすい筆を持ってこられるわけではないので、道具が変わってもある程度のクオリティの字を書かねばなりません。(という意識でやっている)

書道で仕事している身ですが、今でもこうやって競書誌の課題をベースに学び続けています。
藤井碧峰作品集ページもそんな課題作品を沢山載せています。
良い本は人を育ててくれると思います。

一方で、本に忠実過ぎても金太郎飴状態になってしまいますので、学んだ古典をミックスさせながら自分のリズム感も取り入れるということを取り組んでいます。
水上碧雲先生からは実用書は学べなかったものの、先生の普段の書はいつも綺麗で、息を吐くように綺麗な字を書かれていました。
課題で書くもののみならず、日常的に字を書く回数を増やしていくことが、水上先生の境地への近道のような気がしています。(パソコンの関係無い時代を長く生きられただけに)

修行です。

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