書家と名乗ることの責任|起業の科学|山三酒造
書家と名乗ることの責任
今年入ってからのブログ投稿「書家や書道教室をするうえで気を付けたこと」シリーズも、3記事それぞれ多くの方にご覧いただけて嬉しいです。
その考えがどのように藤井碧峰の日頃の活動に影響しているのか等、見守っていただければ幸いです。

1/31、2/1に開催された石友リフォームサービス「くらしマルシェ富山リフォームフェア」にて、ペン字教室の講師にお呼びいただきました。
この際に、毎月のように砺波市で開催している縁空さんでのペン字講座(こちらは直近では2/23(月・祝)、3/22(日)実施)を参考に、どのようにすればご参加いただいた方に楽しんでいただけるか、石友リフォーム様とお話しつつ共に準備を進めてきました。
暮らしに関することならと思い、生活空間に飾っていただくイメージを大切に活動してきたこともあり、お願いして作品展示の場を設けさせていただきました。
とにかく開催者自身が楽しいことを大切にしているということがひしひしと伝わってきて、初めてのイベントで知人も少ないなか、不安も打ち消されて楽しむことができました。

筆ペンの講座をするうえで事前準備が大切だなと思っていたのですが、今回はその場でお手本を書く場面が多くあり、それもまたあまり調べることなく書ける自分がいることを実感できて良かったです。
その場で人に見られながら、また時にはアナウンサーの方と対話しながら、館内にいる方にメッセージを伝えながら字を書くのですが、それが緊張は多少しつつも案外普通にできるものです。
いつも書道教室で鍛えられているからなのか、全然関係無いことを話しながら書けるのが特技のようになってきていますね・・・笑
年始のブログで、『第一に作品をお客様に届ける書き手でありたい、また他の方と違う一手を投じられる書家でありたい』と書いているのですが、僕は書家としての基本的には稽古屋さんとしての活動は少な目で、割合でいうと【作家活動:稽古屋活動=7:3】です。
時間や他の割り振りについても同じようなバランスです。
元々こういった稽古屋としての仕事はしないつもりでスタートしていますが、師である石飛博光先生に「今後は教えながら学びなさい」とアドバイスを頂き、誰に言われてもやるつもりが無かったのに、憧れの先生に言われて”なら、そうしよう”と思い始めたものです。
始めた理由が「教えながら学ぶ」なので、単純に生徒を増やしてお金を頂くというスタンスではやっていません。
教えることで生徒さんのレベルが向上すると共に、自分自身の指導のレベルのみならず根本的な腕が向上しなければいけないと思って、7年間やってきました。
教室では当然生徒の前で、あらゆる技術を目の前でお見せできないといけません。
そうすると、家で先に自習して書き込んで、確実になってから生徒さんにお見せするということの繰り返しとなります。

僕の教室では、一般の方は古典3種以上は毎回のように触れられる内容になっています。
それを中途半端にそれ風(ふう)のことをやっていても、何の感動も無いし、書きたいと思っていただけないもので、”書道教室の指導者”という環境には本当に鍛えられましたね。
「書家と名乗ることの責任」という、重い見出しにしましたが、時々思うことは、周りの良き書き手にも言われていたことが『人の目の前で書けない書家って駄目だよね』ということです。
一部の書体だけ書けてもいけないし、それまた中途半端なものを見せても何の感動も起きないし。
僕は最初その言葉を、人前で書きたくないし、家で集中して書きたいのに何やねんって思ってました。(←捉え方が違う)
だけど、ここまで書家としてやってきて、どんな場面でも人にお見せして感動してもらえたり、喜んでいただける字を書くには、その技術における確実性と精神的な充実性が求められることが分かりました。
「書家です」と聞いたらやはりどんな風に書いているか気になるもので、その時にお世辞じゃなくて本当に凄いと感じてもらえた時の雰囲気は違うものです。
本物と言える人が減ってきている中で、「書家」と名乗る自分自身は本物なのかどうかも試されている気がします。
同じ道具を使ってもその人が上手く書けなくても、自分は書家としてサッとやり遂げてしまう。
これが、元々スポーツをやっていた人間として、人間以外の差(道具等)を気にしていたものの、瞬間で腕・実力というものを実感せざるを得ない、この場面というのは言葉にできません。
僕自身も石飛博光先生の書き方に圧倒されて、東京から帰る時に書き方の理屈が分からなくて頭がいっぱいで寝れなかったこともあります。

当然、いつでも今の自分のレベルでしかお見せできないものの、そこはこれからも書道教室やペン字講座、イベント講師といった場を活かしながら鍛え上げていくことでしょう。
そういった気持ちにさせていただいた、オープンで楽しい場を設けていただいた石友リフォーム様に感謝申し上げます。
起業前からの想いを繋ぐご依頼|ユニコーンファーム

新規事業の立ち上げやスタートアップ業界の人材育成などを行っているユニコーンファーム様からご依頼いただき、『学び 実践 熱量 起業参謀』の字を揮毫いたしました。
田所雅之代表から、世界を変える事業を増やせるよう、力強い書でロゴを作りたいという要望があり、そのように仕上げたものです。
なかなか書き手探しに苦労されていたという話もお聞きしておりまして、僕をお選びいただき、更に書いた字もお喜びいただけて嬉しかったですね。
僕はビジネス本が非常に好きでして、起業前に何度も書店に通って、あらゆる本に目を通したものでした。
特に「起業」関係の本は新刊が入ったらすぐ目で見て分かる感じでした。
そんななかで書店でも目立つ黄色いベストセラー「起業の科学」を知らないわけもなく、この本を書かれた田所代表の企業からご依頼頂けたことが、本当に本当に嬉しかったです。
手元の「起業の科学」お守りのようにして、書道部屋の本にラインナップしていきます。
書は多くの憧れや夢へと繋ぐツールであることを、今回も教えていただきました。
改めて「起業の科学」に目を通して、今の自分のやり方も見つめながら歩んで参ります。
真田六文銭「純米吟醸 生酛造り」|山三酒造
長野県上田市で「六文銭」の看板を掲げて、日本酒造りをされている山三酒造様からご依頼をいただき、『純米吟醸 生酛造り』『長野県上田市御嶽堂』『山三酒造株式会社』の字を書かせていただきました。



ラインナップには、スタイリッシュな「山三」のロゴが入ったデザインのお酒がいくつも並び、揮毫した字がどのように使っていただけるのか非常に楽しみでした。
そんななか、先代から受け継がれたという「真田六文銭」銘柄のお酒にご使用いただけて光栄です。
山三酒造は、上田の地で1867年創業。2015年より休眠状態にありましたが、2023年2月から日本酒づくりを再開されました。
昨年、長野へ日帰り旅をした際に、近くに寄ったこともあり山三酒造の蔵を訪れてきました。
山に囲まれ、水源も含めて、豊かな場所でのお酒造りをされていることを実感し、出来上がったこのお酒を現地を思い出しながら楽しく味わわせていただきました。
良きご縁をありがとうございました。




