書家や書道教室をするうえで気を付けたこと②|撤退と肩書き | 藤井碧峰|正統派書道家

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書家や書道教室をするうえで気を付けたこと②|撤退と肩書き

書道家や書道教室をするうえで気を付けたこと②

しばらくこんな話題で続けられそうですが、【書家や書道教室をするうえで気を付けたこと】Part2です。
もう少しで会社員を辞めてから8年になるのですが、正直この書道の業界は怖いイメージの方が多かったので、書家になるなんて危険極まりない行動と思っていましたね。

良い経験も時々ありましたが、嫌な経験がかなりありましたし。
そのほとんどが人間関係というものに起因するものでした。
あえてそこに入るにも勇気がいるし、そもそも成功確率低いだろうし、失敗したら笑われる、コケにされるんだろうなとも思いました。

それでも前進できたのは、凡庸な自分を諦め、惨めに思いながらも、諦めが悪かったというのが、当時を回想して見えてくる、20代の自分です。

「諦めが悪いという潔さと共に夢に挑む」(自作)|富山県の書道家藤井碧峰|書道作品の制作・販売

起業して半年やって何も芽が出なかったら撤退する

当時、身近な人は微妙な関わり方でしたが、Instagramで出逢っていた書友は心から応援してくれる人が何人もいて、商品開発をしてはそれを買ってくださったり(みんな字が書けるのに!)、SNSに投稿してくださったり、親身になって色んな提案をしていただきました。

一方で、起業して半年やって何も芽が出なかったら撤退するということも、当初からお伝えしていました。
結果が出るまでダラダラとやる、と言うのでは自分も力が出ないし、周りにも期待をしていただいて気を引かせる分、迷惑だなと思っていたからです。

駄目だったら駄目で、藤井碧峰という人間はそこまでの人間だったと思っていただくしかない。
書では商才も無い、言うだけのことを言ってつまらない奴だったと。

富山県の書道家藤井碧峰meta

実際には半年経つまでに、そんな良い数字が見えてきたわけでもありません。
ただ、佐久全国臨書展での最高賞受賞の場における敬愛する師匠との運命的な出逢い。
また「誠」の字を日野市の新選組グッズに採用していただいたことで光を感じることができ、心が揺れ動き、戦いを続ける勇気を得ました。

これまでの悔しい想いばかりしてきた人生も、人との出逢いに恵まれて、時の流れに身を委ねていった先々で良いことがありました。
それだからこそ、尚更自由の身である今を活かしていれば、懸命に生きていれば、何か流れがくるだろうと感じていての、「起業して半年やって何も芽が出なかったら撤退する」という考えに結びつきます。

正しく努力をできていなければ、本当に何も無く終わっていたのだろうと思います。

自分を大きく見せない

自分を大きく見せたり、威張ったり、着飾ったり。
そういうのが嫌いなのですが、そんな人が沢山いますよね。

これをまずしない、というのはずっと大切にしていて、ホームページ、SNSでもプロフィール欄の書き方には非常にこだわります。
というよりも、最初は自信が無さ過ぎて、自分ごときが書家を名乗るのもおこがましくて、「本格的筆文字デザイナー」と称していたのです。

肩書き一つ取っても勘違いと思われたり、つぶしにくる人は当然出てくるわけなので、そこに正当性を求めるとなると、ちゃんとその言葉を定義しつつ、自分でなく周りの有識者の言葉を受け止めながら、後々”正統派書道家”と肩書きを付けるようになりました。

大阪歴史博物館|書作品の制作・販売|書道家藤井碧峰|

受賞歴やら肩書きやら盛り沢山で書いてあったり、師範資格を謳う方も多いのですが、それぞれの価値を本当に知っていればあまり書けるものでは無いのかもしれません。
でも師範という響きって格好良いんですよね笑
未だに車友達から「師範!」って呼ばれます。

それよりも、やはりその人の書く字を見て、その価値があるように見えるところを本当か見分けようじゃないですか。
何を偉そうに語っても、書家と言うなら字が不味いのではどうしようもならない。

字が不味いけど、肩書きだけパワーアップした末に、とんでもない勘違いモンスターが生まれます。
出る杭を打って打って打ちまくり、地面にめりこみ、地下深く温泉が湧くほど打ってきます。
まあ、そんな方々に出会ってきたからこそ、今こんな感じでやっていられるのですが。

「素朴」|書作品の制作・依頼・販売|書道家 藤井碧峰

自分を大きく見せない生き方をしてると楽ですよ。
とにかく僕は素の状態で戦えることが、人間として大切だなと感じています。
実力が無ければ消えていく、実力が伴えば生きていける、そんな感じで良いんです。

目の前にいる人を、一人の人間として尊重して接するにも、自分のスタンスが大切です。
だから書道教室の生徒さんとも良い関係性でいられます。
大人であっても子供であっても、大きくも小さくもなく、お互いに人間なんです。

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