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藤井碧峰が考える書道教室(習いごと)の上手な運営方法

上手な運営方法=健全な運営方法?

良い書道教室(習いごと)の運営方法について記してみます。
画像のイメージが枯渇しているので、うちの猫による癒し画像を挟みながら進めます。

藤井碧峰が考える書道教室(習いごと)の上手な運営方法

・適正人数
・コミュニティとしての書道教室
・お金に対する疑問

について書いてみました。

適正人数の話

僕の場合は、書道教室を主たる収入源として捉えると、従来の書家と呼ばれる方と同じでしかないため、それを避けてきたという過去があります。
書道教室内の人を増やせば収入UP、人が減れば収入DOWNという簡単な仕組みですが、人を増やすためには固定的な時間を作る必要が出てきます。

習いごとの教室として見ると良い点は、一度に何人も見ることができるため、お月謝がそれほど高くならないことです。(人によりますが、、、)
富山の田舎だと5,000円弱です。
お隣の石川だと8,000円程はするようで、ウチの金沢教室が5,500円でやけにお得だと生徒さんからも言われているのですが、これは場所代による影響が大きいと感じています。

藤井碧峰が考える書道教室(習いごと)の上手な運営方法

ただお月謝の金額が上がるからと言って、その場で書けるスタイルか、家で書いてきたものを添削していただくスタイルかは要確認です。
富山だと大体その場で書けるかもしれません。
その場で書き方を直接見てもらい、修正できるのは大きな強みで、動画で見ても角度や音は分かりにくいですから、重要な点です。

ウチの書道教室のように教室内で練習できて、その場で指導をするというスタイルでは、ひと枠(3時間)につき15人ほどが限界でした。
金沢教室の場合は、それぞれに沢山のパターンの字を書かれるので作品を見るのにも大変なので、12人体制になっております。
人数だけで計るのではなく、そのひと枠の教室における指導の総量を見て、適正人数を見ることが大切だと言えます。

そこに行けば自分らしくいられるコミュニティとして

人間として複雑な心境の時期を何度も経験して、学校や職場で色んなことが起きても、毎週土曜日になれば水上碧雲先生の書道教室に行って、そこにいればいつもの自分でいられたということが、非常に有難いことであったなと、それなりに年を取ってから思うようになりました。
目の前のことに没頭できることと、多少なり生じる周りとの会話の中で、安心できるコミュニティが出来上がっていたのです。

その昔は水上教室でもBBQ会などしていたそうですが、僕が4歳で入ってからはやっているのを見たことがありません。
大体同じ地域の人間が、何気なく同じ空間にいることで、無理に仲良くはならなくても自然にその場にいる人になっていくのです。

藤井碧峰が考える書道教室(習いごと)の上手な運営方法

僕も書道教室を始めた時には、周りの教室のように年会費やら申込書を作るか否か検討しましたが、やりたい内容に対して必要無いと感じて、入会する時の準備はLINEの連絡先交換と、道具の準備だけでスタートできるようにしました。
年会費を運営費に回して、交流会を設けることも検討しましたが、無理に交流をしなくても良いのではと感じるようにもなりました。

藤井教室の特殊事情ですが、砺波教室の朝の部、夜の部、金沢教室の3教室で、雰囲気が結構違うし、無理に忘年会、新年会で交流しようとしたところで、上手く交わらないなと感じたからです。
そもそも場所の設定に困るという問題もあるのですが、、、(砺波&金沢の中間地点?)
今後のこの教室の規模や、やることの内容によっては、一堂に会するということも絶対無いとは言い切れませんが、全く検討もつかない話です。

藤井碧峰が考える書道教室(習いごと)の上手な運営方法

そんな特殊事情を差し置いて、もっともらしい交流事業をやらない理由は、普段の教室で十分に交流できる雰囲気があるというところです。
そこに関して言えることは、書道教室をやると決めた当初から、書道教室を運営する意識より”コミュニティとしての書道教室運営”を意識してきたからです。
かつての自分がそうであったように、この教室にこれば旧知の友人が一緒にいなくても、自分らしくいられる、確かにそこに存在することができる、そんな場所が僕にとっての理想郷だとして描いてきました。

藤井碧峰書道教室が始まってから7年程になり、しばらく新規入会者がほぼいない状況ですが、それだけこの教室にある自分の籍を大切にしたい人が多いという証であります。
度々狭き門とか言われますが、それだけ良いコミュニティだからこそ、新しく仲間に迎える人も選びたくなるのは必然的と言えます。

お金に対する疑問を無くす努力

生きていると色んな場面で「これは何に使われるお金?」という疑問が浮かぶ瞬間があると思います。
それを無くそうという努力をしているということです。
無くすためには、生徒さんから稼ごうという意識を極力減らすことが、僕なりに大切かと感じているのですが、見栄を張らずに言うと度々失敗しており、自分が損する瞬間も出てくるというのが僕の問題ではあるのです・・・。

お月謝に加えて発生する、道具の購入代や昇段試験の指導料などについては、掛けた時間と技術、それに見合った金額はいくらか?といつでも見直すように心掛けています。
あくまでも、毎月頂くお月謝の中である程度収益が確保されていて、その中で指導できているという感覚が大切だと感じています。
生徒さんが書道教室の案内に記載されていない金額にデリケートになるのは仕方ないです。

藤井碧峰が考える書道教室(習いごと)の上手な運営方法

あと、よく言われたのが、「書道教室の生徒さんを増やした方が、作品買ってもらえる数増えるじゃないですか?」という話なのですが、滅多にそんな機会は無いですし、そこを期待して生徒さん増やすのは辛いなと感じます。
「欲しいな~」と仰る生徒さんは度々いらっしゃいますが、買っていただくために何度も「どうですか?」と言っていると、良い関係性は作れないと思うのですが・・・
ここはやはり資本主義に委ねて、作品が欲しい人を身近な場所に求めず、広い世界に求めることで、人間関係の崩壊を防げるのではないかと考えております。

おわりに

「上手な運営方法=健全な運営方法?」と書いてみましたが、個人的に大切にしていた大きなテーマがそれです。
・人間関係の悩み
・お金に関する悩み
というものが、書道教室に通う人に何故かありがちだなと感じていたからです。
健全な関係性、健全なお金のやり取りで成立させることが求められていると思いながら、書道教室を始めました。

人間関係の悩み、それは書道教室の指導者と気が合うor合わない、生徒同士の気が合うor合わないというのがほとんどでしょう。
それも防ぐ仕組みを作るように心掛けてきました。
もちろん、試行錯誤を繰り返して改善してきているのですが、自分の設けた場に来ていただくということは、それと真剣に向き合う覚悟が求められることだと言えます。

これからも頑張ります。

【猫殿】揮毫|京都仁和寺「金の犬殿・銅の犬殿展」にて|書道家藤井碧峰

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