藤井碧峰
1990年2月富山県砺波市生まれ。平成生まれの若手書道家として、古典臨書に基づく正統派の書が持つ本物の字の良さを追求しながら、現代的で、誰よりも敷居の低い、身近な書道家を目指して活動しております。第七回比田井天来・小琴顕彰佐久全国臨書展 天来賞受賞。令和元年、日本三霊山 立山山頂 雄山神社峰本社に看板奉納。
INFORMATION
ゴールデンウイークは、ひたすら6月の北陸銀行砺波支店での作品展示に向けての制作で終わりました。
まだ全然終わっていないのですが、いつもながら大変で、体に非常に負担のかかることだと思います。
今この34歳という時を書道家の身として生きる、生き様のようなものが少しでも伝わる展示にしたいですね。
さて、この1枚だけ見ると”変”そのものですが、ここ最近強く意識していることは変化することです。
いつも現状に満足できていない自分としては、常に変化を続け、前進を試みてきました。
では何故今かというと、会社に行っていたのが6年間で、仕事を辞めてからも6年間というタイミングだったからです。
変化を常に続けると言っても、スタート時から変わっていないことも多くありました。
それは心の余裕が無いから手をつけられなかったり、学習・技術力が足りなくてできなかったり等色々です。
何となくの実感ですが、まあまあ上手くいっていることも、勇気を持って変えていかないと時代に合わなくなってきているのを感じます。
それで、ここ最近のブログはブログじゃない内容の、いわゆる商品紹介のブログが続きました。
これもまた、新しいチャレンジの一つです。
(後から聞いたらブログじゃなくても投稿できたようですが、、、笑)
いつの時も、上手くいっていることと煮詰まってきていることがあります。
煮詰まるということは、いずれ衰退する可能性を多く秘めているということです。
歴史を学ぶとそいういうことが分かります。
煮詰まってきていることに対して、どうするかと言うと【いつもならしない選択をしてみること】が効くと感じています。
いつもコンビニで買うパンも、違ったパンを選択してみるとか。
そもそも違う店に入ってみるとか、日々のありきたりな行動を変えると新しい発見がいっぱいあります。
人間は頭の中で考えて、行動するorしないを判断することが結構多いものです。
それは何かしら経験をもとに判断しているので仕方ないのですが、それが多くの物事のマンネリ化を進めます。
それと、業界的に他人のやらないことをやってみること。
インボイス制度も非常に時間を取られるし、仕組みが難しくて腹立たしいですが、ニュースでクリエイティブな業界の方々が苦しくなると嘆いている姿を見ると、逆にやってやろうと思いました。
周りのせいでできない理由を作るよりかは、意地でも自力でそれを乗り越えていく人間でありたいです。
要は他責か自責かの違いです。
自責だと思えば、改善のため建設的に物事を考えないといけない。
書道家として起業してから色んなチャレンジをしてきました。
書道界にはやってはいけないことがあるけど、やるべきことが沢山あり、やったら駄目だと思われているけど、やらないといけないことをいくつもしてきたのが自分の活動です。
”やってはいけないこと”は、主に師や身の回りの人間との関係性を尊重するうえで存在している、書道界の暗黙のルールです。
書道の世界で長く習い続けたり、熱心に励んでいらっしゃる方々は、書道でこういった書道教室以外の手段で事業化することが、非常に難しいことが少しはご理解いただけると思います。
先生に師事していたり、何かしら団体に所属していると難しいものだと、自他の経験をもとに感じています。
”やるべきこと”は、書道界という枠組みではなく世の中という単位で、経済活動として必要とされることが沢山あるということです。
いわゆる需要というものです。
周りから憎まれないようにしながら、この微妙なところを判断して行動するにはセンスが必要だと思います。
そこに、起業時から大切にしてきた「原理原則」に沿った考え方と、「誠」と「義」の精神が生き、悪く言った人が馬鹿を見るように成立させています。
そもそもそんな世界じゃなければ良いなと思うのですが、どうしても人間の嫉妬心とかは怖いものです。
それでも真の挑戦者なら、例え抑えつけられようとも、せめて正しいことを信じ、個人の資格で堂々と主張し、貫き通すべきだと思いますけどね。
何もしないで死ぬくらいなら、勇気を持って変化を求めたい。
むしろ変化を好むくらいでなければ、生き残っていけません。
私自身、今月も大きな変化をし、それを皆さんにお知らせすることになりそうです。
去年まで良かったことも日々変化し続けて、この事業を取り巻く状況は大きく変わりました。
それでもこの状況の中で上がり下がりしながら、常に今以上を求めて動き続けたいと思います。
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