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BLOG 日常 書道家藤井碧峰流【本気の仕事論】

発信力の罠。文章力。お客様とのトラブル防止法。

発信力の罠。文章力。お客様とのトラブル防止法。

この投稿は発信力の話に始まり、文章力、お客様とのトラブル防止まで幅広く触れ、最後にはそれらに対する自分の根底にある悲観的な考え方について述べます。
なお、画像については先日砺波の散居村展望台、能登半島を訪れた際に撮影したものです。
自然風景画像はこちら【自然風景ギャラリー「春夏秋冬」】 

【砺波平野】自然風景ギャラリー「春夏秋冬」

日常生活において、10年ほど前と大きく変わったと感じるのはネット環境です。
10年ほど前もSNSと呼ばれるものはありましたが、それがより身近にあり、多くの人が当たり前のように手にするようになったことは大きいです。
当時もブログやmixiなどというツールがあり、私に関しては車のSNSであったみんカラが自分の存在を強く感じられる場所でした。

この10年ほどで大きかったのがスマートフォン時代の到来です。
会社員になった2012年頃はまだガラケーが主流のような時代でしたから、ネットを使うと言ってもほとんどはパソコンで情報を得ていました。
スマートフォンを携帯電話だと思っている人が多いのですが、これは持ち運びしやすい大きさのパソコンなんです。
だから高いのも当然ですし、むしろパソコンよりも立ち上がりがスムーズで、動きもサクサクで高性能。
ほとんどの人が優秀なデバイスを手にするようになり、通信速度の向上もあってネットがより有効活用されるようになってきました。

昔は本当にそれなりの立場、テレビに出たり新聞、雑誌に出るような人くらいしか世間への発信力を持たなかったのですが、今という時代はツールを上手に使えば、日常生活で目立ちもしない人でもとんでもない発信力を持てるようになりました。
私のホームページもアクセスが多いので、リアルな世界では目立たない存在なのですが、そういう意味では発信力を持てているのかもしれません。

【砺波平野・夢の平】自然風景ギャラリー「春夏秋冬」

誰かに受け取っていただくことを考えると内容は吟味すべきで、起業したての頃は活動の実体・実績が無いため、出来る範囲で責任もって伝えられる内容の発信を毎日のようにしていたのですが、今は活動も中身が濃くなってきましたし、インプットの質が高くなってきたのでアウトプットの時により練り込んで送り出すようにして更新数は減りましたね。

Instagramもやっていますが、今のSNSというのは幅広いジャンル、日本を越え世界の人に簡単に繋がれるように感じます。
私は先述のとおりみんカラというSNS出身なのですが、当時から更新頻度は多く、良いのか悪いのか文章もそれなりに長めでした。
一生懸命更新していた当時は大学生でしたから、たまに書いてはいけないことを書いたりしてしまって、年上の人たちに教えていただいたりして、人間としての在り方や発信の仕方について学びました。
その後にInstagramやFacebook、ホームページ運営を行うようになったので、今のところ勘違いされている方以外ではトラブルは起きていません。

【能登金剛】自然風景ギャラリー「春夏秋冬」
 

発信力とは影響力を持つことでもあります。
それと同時に意図せずとも傷を負う可能性も大きいです。
自分の持つ情報を気軽に発信できる昨今の世の中では自己制御能力が必要です。
仮にも同じSNSの時代が続く(例えばInstagramが今後何十年も続く)として、大したことの無いうちから傷を負ってしまうと、上手くいくはずの事業も上手くいかなくなってしまいかもしれないので危険です。

特に長文を書く人は要注意で、上手くいけば相手に深く理解していただくこともできるのですが、文章力が拙なうちは構成が不味く、下手すると頭が悪いと捉えられる可能性もあります。
また実体・実績の無いうちから発信すると、発信力があるツールが作用して大きな傷を受ける可能性も高いです。
そんなことは早くから想定できていたので、ここでのブログ記事も実力・実態を越えないように、物凄く考えて書いてきたものです。

その判別に関しては生活のなかで感覚的に学んできたことであります。
しかも当方の投稿は多くの人が書くのを躊躇するような攻めた内容でありながら、多くの人が心に思っている疑問に答えているところがあり、そこに関して「代わりに言っていただけてすっきりしました」「真実を述べる内容に感動しました」とよく言われるのですが、これに対する投稿可否に関しては、投稿における原理原則によって判断しています。
なのでただの暴露ブログではなく、本当の意味で見た人に利益があるように、事実をもとに論理性を持ってお伝えできるよう努めております。
事実として言うためには自分で体現できることをすれば良いし、それに反論があったとしてもおかしい話で、私の経験のなかで実際にあった話をもとに感じたことを素直に共有しているだけのことなので、さほど難しいことではありません。

文章力については頭の中での構成力とどれだけの文献を読んで理解してきたかが影響し、私も日々学び・成長しているところでございます。
明らかに起業当初の文章は拙でしたね・・・。
一度消そうとか編集し直そうと思ったりもしましたが、それも藤井碧峰という人間だということで、あえて残しています。
投稿する内容の濃さについては日々経験するだけでは濃くならず、ちゃんと考えて行動することが大切で、仮説を持ったうえで実行し、行動したことに対する検証も大切にします。  

 

【能登・椿展望台】自然風景ギャラリー「春夏秋冬」

そんな考え方は会社員時代に構築されたものです。
先日の投稿で伏木海陸運送での6年間の会社員時代のことに触れたりもしましたが、事務作業的にも現場作業的にも何かとトラブルの発生する職場でした。
トラブルは起こる時は起こるのですが、極力起こさないに越したことはありません。
なので先にトラブルが起きる想定をしたうえで予防し、その予防行動したことに対する検証(効率が落ちすぎていないか、継続できるか等、自分ありきの対策でないか等)も大切にします。

こうして行動するとお客様とのやり取りでの多くのトラブルを未然に防ぐことが可能です。
当方の商品ページやメール文章も少しずつ改善していますが、内容をちゃんと読んでいただければお互い悪者にならないで済むように構築しています。 
それでも稀にトラブルは起こってしまうもので、取引における原理原則も踏まえたうえでどうしてもこちらに過失が無かった場合、お互いの今後のためにそれを伝えるのも誠意だと思っているので、ちゃんとお伝えしています。
そうすれば世の中で起こるトラブルを少しでも減らせますし、生きていくうえでのストレスを減らしていけますからね。

悲観

ということで、発信力の話に始まり文章力、お客様とのトラブル防止まで色々触れるという謎の投稿になったわけですが、これに対する考え方の源は私の性質としてある【悲観的な思考】です。
自分に期待しないし、相手にも期待しない。
「またどうせ自分のことだから上手くいかないんだろうな・・・」「こういうことしたら文句言われるかもしれないな」等と悲観的でありながらも、「だけど必ず結果は残したい」と思っている人です。
この悲観的なところがあるから徹底して用意をし、本番に備えることができます。

以前の投稿でも【成功事例にはあまり注目せず、失敗事例を徹底して学ぶ】ということを書いたのですが、これは孫氏の兵法にもあるそうで、自分は悲観的な思考から自然とそのようにしていました。
失敗を徹底して避けるようにしていれば、それなりのものにはなります。
特に書道家と呼ばれる世界は”1万人に1人しか成功しない”と言われる世界ですから、9999人の失敗事例を徹底調査するのが挑戦者のスタートラインだと思っていました。
その性質のせいか今のところ起業から4年ほど経っても生き残っています。

要は世間でよく言われるマイナス思考というやつなんですが、性質とは活かし方次第です。
何か起こった時に自分が悪いと思いがちなのですが、トラブルの対処の上ではそれで良かったと思える瞬間が多いです。
最初からお客様が悪いというスタンスでトラブルを捉えていると、本来防ぐことができたところを見逃すことになります。
悲観的な考えがある限り、自分事として考える機会が他人より明らかに増えます。

やはりピンチはチャンスなのです。
スーパーマンでもない自分たちは、目の前に起こる複雑な事象に対してめげずに、一歩一歩成長する他ありません。  

【能登金剛】自然風景ギャラリー「春夏秋冬」

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